heardは安全ベルト正しく使う習慣を

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何故アマゾンはheardを採用したか

奈良・大阪の個人家庭教師&大学講師のモリグチです。

私立高校の英語入試問題でよく出題される 「下線部の発音と同じ物を選べ」 、いわゆる発音問題の解き方を旧ブログで書きましたが、読みづらいので2年ぶりに加筆訂正していきます。

発音記号というのは1つしかありません。あっても2つ(イギリス英語とアメリカ英語とで異なる場合がある)。辞書を使えば一発で答えの分かる問題なのですが、試験には辞書を持ち込めませんから今までの経験で答えを導く必要があるわけです。しかし、この問題のめんどくさいところは、正しい発音を知っていても正解にならない子が続出すること。解き方にはコツがありますので、丁寧に説明していきます。

目次:
・準備運動
★例題1 take said
●解き方 第一段階 「音分解」
●解き方 第二段階 「判断」
★例題2 thing this
★例題3 thing this
★例題4 liked loved visited
★例題5 taught enough
●最低限覚えることは何か
・規則動詞の過去形
・中学生にとっての難読語 ①hear  ②heard  ③her  ④listen  ⑤know  ⑥I read this book yesterday.   ⑦enough 
●捨てて良い問題(ステモン)の存在
★例題6 photo  find
★例題7 think sink she

・準備運動のコーナーです。音を分解しましょう。
問:ローマ字を書く時のように、次の音を分解し、「アイウエオ」を取り出してください。
例: テ =  t + e (エ)  のように、赤字の部分をみなさんが考えましょう。
1. ディ = d + ___
2. ベ = b + ___
3. ア = ___
4. チョウ = ch + ___
5. ダイ = d + ___

解答: 1.イ  2.エ  3.ア  4.オウ(ヨウではなくて,オウ。一度ローマ字chouに直して判断するほうが正確にできる) 5.アイ(イを落とさないように!)

これができたらさっそく例題です。

★例題1 下線部の発音が同じなら〇、異なる場合は×を書け。
take said

●解き方 第一段階  「判断」
問題で問われているのが次の母音/母音以外子音かを判断してください。

a,i,u,e,o (母音と言います)に下線がある場合
第二段階の「音を分解した結果{アイウエオ}にあたる部分」で判断します。
簡単に言えば「」を問われているということです。
・それ以外 b,c,d,f など(子音と言います)の場合
その発音が「何行」の仲間なのかで判断します。カとキとは「カ行」の仲間ですが、ガとキの場合はガ行とカ行だから異るというわけです。ダとデュの場合はどちらも「ダ行」の仲間。

例題1は a に線がありましたから母音で判断しなければならない様子です。では、次へ。

●解き方 第二段階 「音分解」

下線部の音を分解します。
・tke [テイク]  テイ =  + エイ 

クの直前までが下線部の範囲であることに注意しましょう。「テ」を考えるのではなく、テイまでが検討範囲です。

・said  [セド]  セ =  + 
※セイドではなく、セドなのです。セッドでもなんとかOK。

今回は母音に下線がついていることが第一段階で分かっていましたので、takeは「エイ」で、一方saidは「エ」、すなわち両者異なるから [答] × 
【日本語風発音に注意】
テイクの場合、「テーク」と伸ばさないことに注意してください。game,cakeなど日本語のカタカナ表記ではエーと伸ばしている部分は、エイと読むわけです。(
ちなみに、今回のエイのように母音が2個連続で出てくるものを二重母音といいます。この言葉は知らなくてもOKですよ。)
説明は以上です。ここからは練習問題をたくさん見て行きましょう。
★例題2 見た目でだまされるな!
下線部の発音が同じなら〇、異なる場合は×を書け。
thing, this

では、第一段階。子音に下線がついているようです。次に第二段階。子音の場合は行で考えるということでしたから、 thing[スィング] thはサ行、this[ジス] thはザ行。両者異なるから [答] × 

★例題3 どこを見る?
下線部の発音が同じなら〇、異なる場合は×を書け。
thing  this

では、第一段階。例題2と同じ単語ですが、下線のつく場所が変わりました。今回は母音に下線ですね。第二段階にいってみましょう。母音の場合は音分解をして{アイウエオ}を取り出して考えるということでしたから、thing[スィング]は th + 、this[ジス]も th + 両者同じだから [答] 〇 
ところで、thingの意味、大丈夫ですか。「物」とか「こと」とか抽象的な意味ですが名詞の仲間です。発音問題だとしても意味の怪しい単語に出会ったら辞書でチェックしましょう。a lot of things to do とかでよく出てきますね。everything somethingもモノゴト仲間です。意味が怪しい生徒さん、調べましょうね。

★例題4 規則動詞の過去形は覚えたもん勝ち
下線部の発音が全て同じなら〇、異なる場合は×を書け。
liked loved visited

では、第一段階:visitedを除けばdに下線があるから子音で判断するっぽい……?のですが、規則動詞の過去形の場合は解き方が異なります

ぜひ次の①②③のルールを用いて正しく発音できるまで覚えましょう。

①原形が d か tの文字で終わる規則動詞  →イド[id] と読みます。visitedは[ヴィズィティド]と読むわけです。
②原形が プクスチシュフの発音で終わる規則動詞 →トゥ[t]、つまりタ行になるわけです。likedは[ライクトゥ]と抜けるように優しく読みます。「プクっとしたスチュワーデス、主婦に優しく読む」とでもイメージして覚えてください。(最近ではフライトアテンダントと男女差のない呼び方が一般的ですがご容赦ください。) ②の例としては、hope/talkwatchwishwash/laugh(ラフ、笑う)  ※高校入試で扱われる語彙の中で、フの発音で終わる規則動詞はlaughのみ。
③ ①②以外のその他大勢の規則動詞 →ド[d]、つまりダ行でOK。loved[ラブドゥ]です。moved,cleanedなど。
[答] × 

★例題5 読まない文字もある!
次の英単語に含まれる gh 部の発音が同じなら〇、異なる場合は×を書け。
 taught enough

「そもそも単語が正しく読めない」と言われそうなものですね。taught[トート]動詞、なんかの過去形ですよね、eoungh[イナフ]形容詞、それぞれの意味は自分で調べよう。

ghは読まない(読み飛ばす)場合もあることを覚えておきましょう。taughtはトートと読むため、このghはグとかフとかで発音されているわけではないのです。enoughは最後にちゃんとフと読んでます。[答] × 

●最低限覚えておきたいこと
・規則動詞の過去形の発音は覚えましょう。スラスラ言えるまで練習しないと使えません。
・ちゃんと勉強していないと読めない単語がいくつか存在します。それを正確に覚えましょう。
hear  ②heard  ③her  ④listen  ⑤know  

⑥I read this book yesterday.   ⑦enough 

心の準備はいいですか。答え合わせをしますよ。
①ヒア

②ハード(×ヒアード)
③ハー(×ヒア) 
④リスン(×リストゥン)
⑤ノウ(×クノウ。knのかたまりの場合はkを読まない)
⑥レッド(readの過去形はレッドと読む) 
⑦イナフ(×エノウグフ) ※意味は自分で調べよう

普段から英語を声に出して正しく読む練習をしていないと解けない問題も多く含まれています。単語のスペルの覚え方とは別に常日頃から(カタカナ英語で良いので)正しい発音を調べる→覚える習慣をつけましょう。

●捨て問の存在
・ちゃんと音を分解したのに全部母音の「ア」になってしまう、というようなことがあります。こういう時は潔く(いさぎよく)捨てましょう。heart/early は実際は違う音ですし、mother/appleも違う音です。もしこういう問題が出たら悩まずに好きな答えを書いてしまいましょう。入試は100点を取るものではありません。できるところで確実に点数をコツコツ重ねていくものです。

===ここまでが最低勉強した方が良いラインです===

さらに練習を重ねたい方はHere we go!!

★例題6 知らないと解けない!
下線部の発音が同じなら〇、異なる場合は×を書け。
photo  find

では、第一段階。子音に下線、次に第二段階。子音の場合は行で考えるということでしたから、photo [フォト] ph行、find[ファインド]f行 なので違う と言いたいところなのですが、 [答] 〇 。辞書を引いてみましょう。phの音もfの音も実は発音記号は同じで、f(前歯を下唇に軽く当てて出す擦れた音)なのです。先に出てきたgh、ph、fは同じ[f]と知っておくと便利です。アイフォンって言うときも実は注意しなくちゃいけないんですよ(どうでもいい話)。

★例題7 サ行はややこしいぞ!
下線部の発音が全て同じなら〇、そうでない場合は×を書け。
think sink she

こういう問題はあまり出ないのですが・・・では、第一段階。今回は子音に下線ですね。第二段階。子音の場合は行考えるということでした。もうそろそろ手順は大丈夫ですよね。think[スィンク]は th行(前歯で舌に触れるサ行) 
sink[スィンク]は s行(カッコイイ音)、she[シー]はsh行(シャ・シ・シュ・シェ・ショ)の行 全部違うから [答] × 。 ちなみにsheを辞書で引いて発音記号を見るとバイオリンの穴みたいな発音記号が出てきます。これがシャシシュシェショ系列の音です。

子音なのにカタカナで考えてしまい「シンク シンク シー はい、全部一緒!」って考えると正しく答えが出ませんので要注意。bとv、fとh、rとlは別物です。


追加予定 :カタカナの小さいツはない件。子音のy母音のyの話 名詞の単数形複数形の話 

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ディズニーソングのまとめ、ということで、今回は見やすいようにランキング形式です。メジャー、マイナーに関係なく、新旧問わず30曲を選びました。基本的に本編、アニメーションに関係なく、音楽のみで選んでいます。そして飽くまでも”My top”です。とても偏ったランキングになっているかとは思いますが、純粋な直感に従い選びましたのでよろしくお願いいたします。今回は15位から1位まで。

15. Tiki tiki tiki room
The Enchanted Tiki Room(魅惑のチキ・ルーム)
作詞作曲: Robert B. Sherman & Richard M. Sherman
思わず歌いたくなってしまうような、故郷に帰ってきたような気分になる温かさがあります。

「大抵の小鳥たちは飛び立ってしまうものだけど
“Most little birdies will fly away,
チキルームの鳥たちはいつでもここにいる」
but the Tiki Room birds are here ev’ryday”

14. Something that I want
作品: Tangled(塔の上のラプンツェル)
作詞作曲:Grace Potter
きらきらとした夢を持った女の子と現実に疲れ切った男の子。歌詞が本当に素晴らしいのです。
歌詞は

「けど彼女は追いかけて来て
“But she followed him
すると彼は言った、”いったい何を望んでるっていうんだ?”」
And he said, ‘What’cha lookin’ for?'”

13. Woody’s roundup
作品: Toy Story2(トイ・ストーリー2)
作詞作曲: Randy Newman
正にカントリーウェスタンな曲。陽気なフィドルの音が心地よいです。

「最高の荒くれ者のカウボーイ
“He’s the rootinest tootinest cowboy
西部一だね」
In the wild wild west”

12. Real gone
作品: Cars(カーズ)
作詞作曲: Sheryl Crow
アメリカンロックの心地よさ前回な一曲です。歌詞の方は中々意味深な内容で、そこがまた魅力的。
歌詞は

「あなただって彼のことはよく知ってるつもりで
“You think you know him so well
超素敵だって思ってるんでしょう」
Yeah you think he’s so swell”

11. You’ve got a friend in me
作品:Toy Story(トイ・ストーリー)
作詞作曲: Randy Newman
明るく楽しい曲なのに”And as the years go by”の部分で毎回ウルッと来てしまいます。

「どんなに時がたっても
“And as the years go by
僕たちの友情は決して、なくなったりしない」
Our friendship will never die”

10. Just around river bend
作品:Pocahontas(ポカホンタス)
作詞作曲:Alan Menken & Stephen Schwartz
流れるようなメロディに畳みかけるような歌唱が美しく感動的です。

「私が川の一番好きなところは、同じ瞬間の川には二度と入れないところ
“What I love most about rivers is you can’t step in the same river twice
水はいつだって変わり続け、いつだって流れ続ける」
The water’s always changing, always flowing”

9. Part of your world
作品; The Little Mermaid(リトル・マーメイド)
作詞作曲:Alan Menken & Howard Ashman
Jodi Bensonの素晴らしい歌声。もはや説明は・・・

「いろんなことを聞く準備も
“And ready to know what the people know
彼らなら私の質問も全て答えられるから」
Ask ‘em my questions and get some answers”

8. Fly a kyte
作品: Marry Poppins(メリー・ポピンズ)
作詞作曲: Richard M. Sherman & Robert B. Sherman
楽しい中に、どこか懐かしいような、なんとも言えない感覚があって、胸を締め付けられるような感覚になります。

「地面に足をつけたまま
“With your feet on the ground
君は空を飛ぶ鳥になるんだ」
You’re a bird in flight”

7. Alice i wonderland
作品: Alice In Wonderland(不思議の国のアリス)
作詞作曲: Bob Hilliard & Sammy Fain
ワクワクする綺麗なオープニング曲、の枠には収まらない美しさがそこにはあると思うのです。

「不思議の国のアリス
“Alice in Wonderland
どうやって、不思議の国へいくの?」
How do you get to Wonderland”

6. Everybody has a laughing place
Bob Hilliard & Sammy Fain
作品: Splash Mountain(スプラッシュ・マウンテン)
スプラッシュマウンテン版のウェスタンアレンジです。思わず笑顔になってしまう曲。こちらもTiki Roomと同じく、故郷に帰ってきたような温かさがあります。

「しかめっ面なんかやめて、全部ひっくり返してさ
“Take a frown, turn it upside-down
そうしたら、見つけられるんだよ、君だけのものをさ、俺たちにはわかる!」
And you’ll find yours I know ho-ho!”

5. Oo-de-lally
作品: Robin Hood(ロビン・フッド)
作詞作曲: Roger Miller
どんな悩み事があっても、全て包み込んで、大丈夫なんだ、と思わせてくれるような、そんな歌声です。
歌詞は

「あんなこと、こんなこともあったなと思い出話を楽しみながら
“Reminiscin’, This-‘n’-thattin’ havin’ such a good time
Oo-de-lally, Oo-de-lally
ああ、なんて日だ」
Golly, what a day”

4. Feed the birds
作品: Saving Mr.Banks(ウォルト・ディズニーの約束)
作詞作曲: Richard M. Sherman & Robert B. Sherman
素朴な美しさのある歌声がシャーマン兄弟の音楽そのものを表しているようで、感動してしまうのです。

「必要なのは、2ペンスだけ
“All it takes is tuppence from you
鳥にエサを、一袋、2ペンス」
Feed the birds, tuppence a bag”

3. Winnie the Pooh
作品: Winnie The Pooh(くまのプーさんとはちみつ)
作詞作曲: Richard M. Sherman & Robert B. Sherman

ミカルでありながら、木々の温かさを感じるような、そしてメロディがただただ美しいのです。

「ほら、素敵な魔法のようなご近所さん
“You’ll find the enchanted neighborhood,
クリストファーの子どもの頃の日々」
of Christopher’s childhood days.”

2. When we’re human
作品: Princess And The Frog(プリンセスと魔法のキス)
作詞作曲: Randy Newman
心が躍ります。歌詞は

「ルイ・アームストロングを聴いたことは?偉大なシドニー・ベシェは?
“You’ve heard of Louis Armstrong, Mr. Sidney Bechet?
彼らだって膝まづくさ、このとんでもなく渋いワニの演奏を聴いたなら」
All those boys gonna step aside when they hear this old ex-gator play”

1. The bare necessities
作品: The Jungle Book(ジャングル・ブック)
作詞作曲: Terry Gilkyson
安心して、心を預けられるような、そんな素敵な音。そして何よりも楽しい曲です。歌詞は

「けど絶対に爪を使えと言ってるわけじゃない
“But you don’t need to use the claw
もっとでっかいポーポーの実をとればさ」
When you pick a pear of the big pawpaw”

heardで生活を満喫!

奈良・大阪の個人家庭教師&大学講師のモリグチです。

私立高校の英語入試問題でよく出題される 「下線部の発音と同じ物を選べ」 、いわゆる発音問題の解き方を旧ブログで書きましたが、読みづらいので2年ぶりに加筆訂正していきます。

発音記号というのは1つしかありません。あっても2つ(イギリス英語とアメリカ英語とで異なる場合がある)。辞書を使えば一発で答えの分かる問題なのですが、試験には辞書を持ち込めませんから今までの経験で答えを導く必要があるわけです。しかし、この問題のめんどくさいところは、正しい発音を知っていても正解にならない子が続出すること。解き方にはコツがありますので、丁寧に説明していきます。

目次:
・準備運動
★例題1 take said
●解き方 第一段階 「音分解」
●解き方 第二段階 「判断」
★例題2 thing this
★例題3 thing this
★例題4 liked loved visited
★例題5 taught enough
●最低限覚えることは何か
・規則動詞の過去形
・中学生にとっての難読語 ①hear  ②heard  ③her  ④listen  ⑤know  ⑥I read this book yesterday.   ⑦enough 
●捨てて良い問題(ステモン)の存在
★例題6 photo  find
★例題7 think sink she

・準備運動のコーナーです。音を分解しましょう。
問:ローマ字を書く時のように、次の音を分解し、「アイウエオ」を取り出してください。
例: テ =  t + e (エ)  のように、赤字の部分をみなさんが考えましょう。
1. ディ = d + ___
2. ベ = b + ___
3. ア = ___
4. チョウ = ch + ___
5. ダイ = d + ___

解答: 1.イ  2.エ  3.ア  4.オウ(ヨウではなくて,オウ。一度ローマ字chouに直して判断するほうが正確にできる) 5.アイ(イを落とさないように!)

これができたらさっそく例題です。

★例題1 下線部の発音が同じなら〇、異なる場合は×を書け。
take said

●解き方 第一段階  「判断」
問題で問われているのが次の母音/母音以外子音かを判断してください。

a,i,u,e,o (母音と言います)に下線がある場合
第二段階の「音を分解した結果{アイウエオ}にあたる部分」で判断します。
簡単に言えば「」を問われているということです。
・それ以外 b,c,d,f など(子音と言います)の場合
その発音が「何行」の仲間なのかで判断します。カとキとは「カ行」の仲間ですが、ガとキの場合はガ行とカ行だから異るというわけです。ダとデュの場合はどちらも「ダ行」の仲間。

例題1は a に線がありましたから母音で判断しなければならない様子です。では、次へ。

●解き方 第二段階 「音分解」

下線部の音を分解します。
・tke [テイク]  テイ =  + エイ 

クの直前までが下線部の範囲であることに注意しましょう。「テ」を考えるのではなく、テイまでが検討範囲です。

・said  [セド]  セ =  + 
※セイドではなく、セドなのです。セッドでもなんとかOK。

今回は母音に下線がついていることが第一段階で分かっていましたので、takeは「エイ」で、一方saidは「エ」、すなわち両者異なるから [答] × 
【日本語風発音に注意】
テイクの場合、「テーク」と伸ばさないことに注意してください。game,cakeなど日本語のカタカナ表記ではエーと伸ばしている部分は、エイと読むわけです。(
ちなみに、今回のエイのように母音が2個連続で出てくるものを二重母音といいます。この言葉は知らなくてもOKですよ。)
説明は以上です。ここからは練習問題をたくさん見て行きましょう。
★例題2 見た目でだまされるな!
下線部の発音が同じなら〇、異なる場合は×を書け。
thing, this

では、第一段階。子音に下線がついているようです。次に第二段階。子音の場合は行で考えるということでしたから、 thing[スィング] thはサ行、this[ジス] thはザ行。両者異なるから [答] × 

★例題3 どこを見る?
下線部の発音が同じなら〇、異なる場合は×を書け。
thing  this

では、第一段階。例題2と同じ単語ですが、下線のつく場所が変わりました。今回は母音に下線ですね。第二段階にいってみましょう。母音の場合は音分解をして{アイウエオ}を取り出して考えるということでしたから、thing[スィング]は th + 、this[ジス]も th + 両者同じだから [答] 〇 
ところで、thingの意味、大丈夫ですか。「物」とか「こと」とか抽象的な意味ですが名詞の仲間です。発音問題だとしても意味の怪しい単語に出会ったら辞書でチェックしましょう。a lot of things to do とかでよく出てきますね。everything somethingもモノゴト仲間です。意味が怪しい生徒さん、調べましょうね。

★例題4 規則動詞の過去形は覚えたもん勝ち
下線部の発音が全て同じなら〇、異なる場合は×を書け。
liked loved visited

では、第一段階:visitedを除けばdに下線があるから子音で判断するっぽい……?のですが、規則動詞の過去形の場合は解き方が異なります

ぜひ次の①②③のルールを用いて正しく発音できるまで覚えましょう。

①原形が d か tの文字で終わる規則動詞  →イド[id] と読みます。visitedは[ヴィズィティド]と読むわけです。
②原形が プクスチシュフの発音で終わる規則動詞 →トゥ[t]、つまりタ行になるわけです。likedは[ライクトゥ]と抜けるように優しく読みます。「プクっとしたスチュワーデス、主婦に優しく読む」とでもイメージして覚えてください。(最近ではフライトアテンダントと男女差のない呼び方が一般的ですがご容赦ください。) ②の例としては、hope/talkwatchwishwash/laugh(ラフ、笑う)  ※高校入試で扱われる語彙の中で、フの発音で終わる規則動詞はlaughのみ。
③ ①②以外のその他大勢の規則動詞 →ド[d]、つまりダ行でOK。loved[ラブドゥ]です。moved,cleanedなど。
[答] × 

★例題5 読まない文字もある!
次の英単語に含まれる gh 部の発音が同じなら〇、異なる場合は×を書け。
 taught enough

「そもそも単語が正しく読めない」と言われそうなものですね。taught[トート]動詞、なんかの過去形ですよね、eoungh[イナフ]形容詞、それぞれの意味は自分で調べよう。

ghは読まない(読み飛ばす)場合もあることを覚えておきましょう。taughtはトートと読むため、このghはグとかフとかで発音されているわけではないのです。enoughは最後にちゃんとフと読んでます。[答] × 

●最低限覚えておきたいこと
・規則動詞の過去形の発音は覚えましょう。スラスラ言えるまで練習しないと使えません。
・ちゃんと勉強していないと読めない単語がいくつか存在します。それを正確に覚えましょう。
hear  ②heard  ③her  ④listen  ⑤know  

⑥I read this book yesterday.   ⑦enough 

心の準備はいいですか。答え合わせをしますよ。
①ヒア

②ハード(×ヒアード)
③ハー(×ヒア) 
④リスン(×リストゥン)
⑤ノウ(×クノウ。knのかたまりの場合はkを読まない)
⑥レッド(readの過去形はレッドと読む) 
⑦イナフ(×エノウグフ) ※意味は自分で調べよう

普段から英語を声に出して正しく読む練習をしていないと解けない問題も多く含まれています。単語のスペルの覚え方とは別に常日頃から(カタカナ英語で良いので)正しい発音を調べる→覚える習慣をつけましょう。

●捨て問の存在
・ちゃんと音を分解したのに全部母音の「ア」になってしまう、というようなことがあります。こういう時は潔く(いさぎよく)捨てましょう。heart/early は実際は違う音ですし、mother/appleも違う音です。もしこういう問題が出たら悩まずに好きな答えを書いてしまいましょう。入試は100点を取るものではありません。できるところで確実に点数をコツコツ重ねていくものです。

===ここまでが最低勉強した方が良いラインです===

さらに練習を重ねたい方はHere we go!!

★例題6 知らないと解けない!
下線部の発音が同じなら〇、異なる場合は×を書け。
photo  find

では、第一段階。子音に下線、次に第二段階。子音の場合は行で考えるということでしたから、photo [フォト] ph行、find[ファインド]f行 なので違う と言いたいところなのですが、 [答] 〇 。辞書を引いてみましょう。phの音もfの音も実は発音記号は同じで、f(前歯を下唇に軽く当てて出す擦れた音)なのです。先に出てきたgh、ph、fは同じ[f]と知っておくと便利です。アイフォンって言うときも実は注意しなくちゃいけないんですよ(どうでもいい話)。

★例題7 サ行はややこしいぞ!
下線部の発音が全て同じなら〇、そうでない場合は×を書け。
think sink she

こういう問題はあまり出ないのですが・・・では、第一段階。今回は子音に下線ですね。第二段階。子音の場合は行考えるということでした。もうそろそろ手順は大丈夫ですよね。think[スィンク]は th行(前歯で舌に触れるサ行) 
sink[スィンク]は s行(カッコイイ音)、she[シー]はsh行(シャ・シ・シュ・シェ・ショ)の行 全部違うから [答] × 。 ちなみにsheを辞書で引いて発音記号を見るとバイオリンの穴みたいな発音記号が出てきます。これがシャシシュシェショ系列の音です。

子音なのにカタカナで考えてしまい「シンク シンク シー はい、全部一緒!」って考えると正しく答えが出ませんので要注意。bとv、fとh、rとlは別物です。


追加予定 :カタカナの小さいツはない件。子音のy母音のyの話 名詞の単数形複数形の話 


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