漫画家だ。恋をするかもしれない。きれいにならなくちゃ。

憑かれたように、いや、意地になって３日に渡り20人ほどに送った。

テレビでは漫画家、西原理恵子が若い女性たちに喋っている。

過去を思い出してみて。

　思わず、メモをとって見入ってしまった（笑）

伊勢神宮で体調不良になる原因

皆さま、こんばんは。

今回は、伊勢神宮で体調不良になる原因についてお話し申し上げます。

過去にもいくつか伊勢神宮の記事を書いていますが、書ききれずにおりました。

伊勢神宮は呼ばれた人がいくものだとか、伊勢に行けない人には、良くないものが付いていからだ、という話を聞きますが、実はそれだけじゃないんです。

あるいは伊勢のように神聖な場所は、本来、呼ばれた人しかお参りしてはいけないので、観光気分で行くのは危険だ、などと言われることもあるそうですが、私はそう感じたことはありません。

後に書きますがそもそも、日本随一の神域なんですから、こちらで日々行われている祓い清めは、普通の神社と比べても格段にしっかりしています。

外宮に先に参るという神宮の参拝作法を守るなら、そうそうヘンナモノが活躍できる環境ではありません。

外宮が先であるべき理由は、自分をきちんと祓い清められた状態にするため。

なので、正式な作法さえ守っていれば、参拝によって不運や危険に見舞われることはないはずです。

過去記事にも書いていますので、気になる方は合わせてご覧くださいね。

伊勢の参拝作法の秘密を感じる不思議な話：

　『』

伊勢神宮と磁場酔い

伊勢神宮に参拝中あるいは参拝後に、体調を崩す一番の理由は一体なんでしょうか。

それはこちらの土地の磁場が強すぎることに尽きる、と私は思っています。

磁場に負けて頭痛やめまいなどの体調不調を起こすことを、私は磁場酔いと呼んでいます。（気あたりと呼ぶ人も。）
 

初めてのお伊勢参りの時、実は私も、この磁場酔いを起こした経験があります。

パワースポットのエネルギーが強すぎる場合や、伊勢のような特殊な磁場の場所では、計測器が振り切れるように、こちらの体が参ってしまうことがあるんですね。

伊勢の体調不調に関する情報を探してみたのですが、ツキモノで怖がらせるような話が多く、磁場や土地の気にかんする説明の記事がほとんどなかったので、個人的な体験を書いておくことにしました。

憶測で物をいうのではなく、わずかでも見えないものが見える人間が目撃したものと、調べられる限りの事実から、たどり着いた結論がこの記事なんですね。

参考に紹介しておきますと、伊勢神宮で体調の変動を感じた、というお話しを以下の人たちもしておられます。

１．

霊感のある漫画家さんが、伊勢神宮に参拝した時の体験談を書いており、磁場酔いの話も出ていました。

２．

こちらの方は浄化の力の強い聖地に行くと、お手洗いが近くなるとのこと。伊勢で参拝順序をまちがえたら、という話も。

伊勢の磁場酔い・私の体験談

伊勢神宮はもともと、一般人の参拝が許されていなかったほど特別な神域ですから、当然エネルギーも段違いに強い場所です。

私の目では、特に外宮などは空気がちょっと霞んで見えるくらい、濃厚な生気が満ちています。

初めて伊勢を尋ねた頃の私は、守護霊交代の真っ最中だったので、霊的なガードがきかなかったこともあるかもしれませんが、台風のような伊勢の磁場をまともに受けたので、なかなか大変でした。

ガードが効かないということは、剥き身のオーラ（霊体）が、直接、その土地の磁場に曝されることを意味します。

イメージでいえば、体がホースになったように、いろいろなエネルギーが通れる状態だったので、それだけ様々な影響がありました。

具体的にいえば、外宮の中を歩きだして、15分と経たないうちに、まずは頭痛が。

続けて涙目、鼻水まで出てきたので、当初は花粉症でもでたか？？と思っていました。

しかしよく考えたら、この日は参拝中に何度も通り雨が降っていましたので、花粉が飛ぶような気候だったとは思われません。

そもそも私は花粉症ではないし、アレルギーの時は必ずくしゃみが出るのですが、この時はくしゃみはありませんでした。

さらに異変を感じたのは、参拝後に宿に戻ったときで、お腹までゆるくなっていました。

食べ物やアレルギー物質など、心当たりがなかったので、なぜ？？？とすっかり戸惑ってしまったのを覚えています。

急にそんな事態を経験した当時は、「私はそんなにケガレているのか・・・？！」と自分でも勘違いしまして、ひっそりと悩みました。

補足：

霊などの不浄のものが心配という方へ。

京都の某神主さんに教えていただいた話によれば、自分でできる一番手軽な対策はお塩だそうです。

まずは参拝できた事実に感謝

後日、インターネットで調べてみると、同じような体験をした方をチラホラ発見。

そこで伊勢で具合の悪くなったという体験談を中心に、書籍でも調べてみたところ、霊などが憑いている人よりも、むしろ霊視できるような敏感な体質の方に、多い症状であることが分かって来ました。

霊感があることと、磁場の影響を受けやすい体質に関連があるかどうかまでは分かりませんでしたが、伊勢のように特殊な磁場の土地がダメな体質というのはあるようです。

しかしながら、伊勢神宮の内宮や外宮の鳥居には、私のように大して敏感でない人間でも、ハッキリと見えるほど強固な結界が貼ってあるんですね。

実際、ここでは伊勢の神主さんたちが、修祓という儀式を定期的に行い、徹底的にお清めを行っています。

皇族の方たちが伊勢へお参りするときも、二の鳥居のところで車を降りて、そこから先へは徒歩でお参りされるそうなので、鳥居には不浄をおとす大切な役目があるのだと思います。

とすれば、ここを潜れた段階で、何かが憑いていたのだとしても落ちているのではないか、という風に私は考えていますよ。

きちんとお参りを済ませることができたにも関わらず、体調への影響があるとすれば、それは土地の磁場によるもので、霊やツキモノをいたずらに恐れる必要はないと思います。

ただ、これを逆に言えばツキモノがいなくても、伊勢の磁場があるかぎり体調を崩す可能性がある、とも考えられます。

特に荒祭宮の当たりは段違いに磁場が強く、周囲の木がねじれているほどなので、頭痛やめまいがでそうなら鎮痛剤など持参していったほうがよいかもしれません。

とりあえず、伊勢で体調不良になってもすぐに心配しなくて大丈夫だよ、というお話でした。

最後に：

伊勢神宮について、もっときちんと知りたい！という方は次の本が詳しいです。

伊勢神宮の歴史、祭祀、周辺地域の事まで網羅。修祓などの件もこちらに記載されています。

内宮・外宮の他の摂社末社についても記載があるムック本。

伊勢神宮の参拝に特化した旅行ガイドも出ていますよ。

それでは、本日も最後までお付き合いくださった皆さま、ありがとうございました！

※2018年8月1日　加筆修正済み。

伊勢神宮に関する他の記事

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「う～ん、少しはよくなったかな～。」

二宮が肩をクルクル回しながら、首も回す。

「漫画家って肩が凝るんですね。」

「そりゃそうよ、一日机に向かってカキカキしてるんだから。」

コーラを煽り、大人にしては小さな可愛らしい手で、傍らのポテトチップを摘まむ。

「で？画伯が聞きたいのは事件のことだっけ？」

「ええ、何が起こったんですか？」

「……殺人事件。」

二宮はニヤリと笑って、またポテトチップを口に放った。

二宮の話は、俺の知ってることがほとんどだった。

「……ということは、その男の叫び声を聞いて、二宮さんが駆け付けたと。」

「そうそう、びっくりして。

　描きながらいつの間にか寝てたんだなぁ。飛び起きたよね。」

「で、あの部屋を見たら……。」

「血の海よ。」

二宮の顔は、明らかに俺を怖がらせたがっていたので、俺はそれに乗って怖がって見せる。

「ぞっとしますね……。」

「だろ？」

二宮がポテトチップをパリッと食べる。

「でも……。」

俺は考えるように顎を撫でる。

「女の悲鳴は聞こえなかったんですね？」

「そう言えば……そうだな、聞いてない。」

「不自然ですよね。襲われたんなら、女の悲鳴で目覚めそうなものなのに。」

「ん～、でも、口を塞いで刺されたのかもしれないし、

　俺が気づかなかっただけかもしれないし。

　一概に不自然とも言えないんじゃないの？

　犯人の手には血がべったりついてたから、疑う余地なし！」

「血が？」

「俺が入った時、血の付いた手で携帯かけてた。」

それは警察と救急車に電話してた時だろう。

「被害者の女ってどんな人だったんですか？」

「どんなって……普通の女子大生よ。

　でも、こんなとこに住んでるくらいだから、あんまお金はなかったんじゃない？

　いつもパッとしない恰好してたし。」

写真で見た柴山美咲はそんな感じではなかったが……？

服装も、そこそこ小奇麗にしていたし……。

「ああ、たまにおしゃれして出て行く時があったな。

　あれ、デートの時だったのかなぁ。」

「彼氏はいたんですか？」

「どうだろ？いてもここには連れてこないでしょ？」

二宮が天井を見回す。

木目がそのままの天井はところどころシミで黒くなっている。

裸電球が似合いそうな風情だ。

「そうですね……女子大生向きの部屋ではなさそう……。」

「画伯だってそうよ、ここには似つかわしくないから。」

「そうですか？」

俺が頭を掻くと、二宮がまたニヤッと笑う。

「なんの為にここに来たの？本当は事件関係者？」

「ち、違います！」

慌てて否定する。

犯人の恋人だとわかったら、警戒されて話も聞けなくなる。

「じゃ……二宮さんには正直に話しますけど……。

　確かに俺の実家はそこそこ裕福です。

　……でも、先日、親父に勘当されまして……。」

「勘当！？」

「はい……。家を継ぎたくないと言ったら、それならここを出て行け！と……。

　だから、今はこのアパートが相応なんです。」

なまじ全部うそじゃない。

潤とのことを考えてから……親父の跡を継ぐのは辞めようと思っていた。

跡を継げば、世間の冷たい視線に潤を晒すことになる。

それくらいなら、二人で知らない土地で暮らす方がいいのではないか、と。

「イマドキあるんだな？そんな話。」

「そうなんですよ。」

二宮の目に少し同情の色が浮かぶ。

「で、画伯の実家って何してるの？」

……考えてなかった……ちょっと裕福で跡を継ぐような家……。

「さ、酒蔵です！」

「酒蔵？」

「はい。でも俺、あんまり呑めなくて……。

　蔵にいるだけで酔いそうで……。」

「そりゃ、継ぎたくないわ。」

「はい……。」

二宮は信じてくれたのか、俺の背中をバンバン叩いた。

「大丈夫。人間、なんとかやっていけるもんよ？」

「はぁ……。」

さて、どうやって美咲の話に戻そうか？

このまま脱線し続けられては困る。

しかし、幸運なことに二宮から話を振ってくれた。

「そうだ、柴山さんと仲良かった人、いたいた。」

「え？誰です？」

「近所の中華料理店の店主。」

「店主？」

「店主って言ってもまだ若いよ？俺らと同じくらいかな？

　あ、画伯はいくつ？」

「俺は24ですけど……。」

「え？そんなに若いの？落ち着いてるからもっと上かと思った。」

「よく言われます……。」

肩を下げてそう言うと、二宮が塩の付いた指をペロッと舐める。

「いいことじゃん。俺なんて、いつまでたっても17くらいって言われるよ。」

確かに、二宮なら制服を着ても通用しそうに見える。

「二宮さんはいくつなんですか？」

「俺？22。」

22……潤と同じか……。

「二宮さん、彼女はいないんですか？」

「彼女？俺の恋人は漫画だから！」

二宮はふざけたようにそう言って、最後のコーラを流し込んだ。

「ちなみに大野さんは25だったかな？」

空になったペットボトルに蓋をする。

二宮が若く見えるのはこの手のせいもあるのだろうか。

丸く厚みのある手は子供のようだ。

「大野さんも落ち着いてますよね。」

「ああ、あの人苦労してるから。」

「苦労？」

「らしいよ？なんでも、小さい頃に両親が離婚して、ずっと父親と二人暮らしで。

　その父親も病弱で、もういないって話だから。」

「それは……大変でしたね……。」

「でも、いい人よ？たまにハンバーグ作ってくれるし。」

二宮がチラッと時計を見る。

そろそろ帰った方がいいか……。

でも最後に……。

「大野さんも付き合ってる人はいないんですか？」

「付き合ってる人？いないんじゃないのかな？

　女っ気、なさそうだもん。工場、男ばっかだし。」

「その……亡くなった人と親しかったとか……。」

「柴山さん？それはないんじゃないかな？

　そんな雰囲気はなかったよ。普通にしゃべってはいたけど。」

……親しくなかった？

なのにあのセリフ？

二人の関係は隠すようなものだったのか？

なぜ？

やはり美咲の恋人は大野？

俺は二宮に暇を告げ、アパートを出た。