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気分が落ち込んでいるので映画を観に行こう、と思ってこの前映画館に行ってきました。時間もちょうど良いし、気になっていた「恋は雨上がりのように」を観ました。大正解でした。この映画を選んで良かったです。
ファミレスでバイトする高校生、あきらが主人公。あきらはケガをしてから陸上部に顔を出さなくなりファミレスでバイトをしていた。店長はバツイチの45歳のおじさんで、腰の低さから店員には「情けない」と言われている。だがあきらは店長に恋をしていて・・・
あきらを小松菜奈、店長を大泉洋が演じています。クールでミステリアスなあきら(あまりに愛想がなくて面白かったです・・・店員なのに笑)と優しい店長、ピッタリなキャスティングだと思いました。あきらが陸上部に入っているということで走るシーンが何回か出てくるのですが、走るあきらめちゃくちゃカッコよかったです!店長は「情けない」なんて言われちゃいますが(店員役の濱田マリのツッコミがキレキレで笑いました)優しくて、周りの人も自分の事も考える余裕があって、凄い人じゃん!と思いました。あきらはそのことを分かっているんだろうな。突っ走りながらも、最後は店長のことを考えたセリフに感動しました。この二人を始め登場人物が皆魅力的なんです。特に店長の同級生のセリフが良くて・・・涙 大事件や華やかな展開がある映画ではない、ささやかな話ですが、日々の大部分を占めるのはきっとこういう些細なものだし、それらを丁寧に描いていて美しい思いました。あきらの「恋」の話ではあるけれど、葛藤を抱えたそれぞれの人が(あきらと店長に限らず)また歩き出せるようになるまでを描いた物語でもあると思います。
ラストも余韻があり良かったです。全て解決したわけではないだろうけれど、きっと大丈夫だろうという「これから」を想像させる終わり方でした。この映画の「雨」って色んなことを表しているのだろうと思います。「雨上がり」があって良かったけれど、雨が降っている間も悪くないなと思いました。
あと映像が良いです。オープニングの流れるようなあきらの走りと音楽の組み合わせが最高。雨や空の色や走っている姿はこんなに綺麗なのかと思いました。今まで「雨」の映画で一番好きなのは「言の葉の庭」でしたが、この映画も今日から仲間入りです。
監督:永井聡
出演:小松菜奈、大泉洋
2018年 ドラマ 日本