ダメ人間のためのアドリブの4つのコツ
アドリブ 人が創る人の場所
5月1日夜の部
三吉演芸場
「今日も早く帰るの?」
と訊いたカミさん
今日も一昨日、昨日と同じように
ゆっくり帰るつもりでござんした
そしたら
信じられないお言葉がカミさんから
で
素直なあっしは
お言葉に甘えたでござんす
お陰で通し狂言「流れの金杯」
に間に合ったのでござんす
初日は顔見世的な出し物が多いが
この芝居も
主な出演者が格好良く演じるに適した芝居
ただひとりだけ例外だと思ったら・・
【あらすじ&情景】
悪い親分(たつみ)は
良い親分(ダイヤ)に因縁をつけ
100両の金を返せと迫る
良い親分はビンボー
借金のカタに
殿様から頂いた「流れの金杯」
を持ち帰る悪い親分
●変顔のたつみがノリノリで笑わせまくる
ダイヤが真面目に大見得きって演じているんで
可笑しさが際立ったでござんす
恥辱を受けている良い親分に愛想を尽かし
離婚して家を出て行く女房(小龍)
良い親分の所で残されたのは
女房の弟でRたった一人の子分(ライト)
女房は我が身を女郎屋に100両で売り
亭主の危機を救うために
心の中で泣きながら
愛想尽かしを言い離婚したのであった・・・
(/_;)/~~
●鉄火姐さん小龍の魅せ場
良い親分は金杯を取り戻すために
100両を持って悪い親分一家に乗り込む
しかし、用心棒(たから)の策略で
偽物の金杯と入れ替えて
それをホンモノとして良い親分に渡される
それに気付いた良い親分は
悪い親分を殺すが
金杯は用心棒の浪人に持ち去られてしまう
殺人者として
女房と金杯を探し求め
逃亡生活を送る良い親分と子分
そこで芸者に身を落とした女房にめぐり逢うが・・
●たつみが180度違う格好え~役で登場
●小龍の活躍する場面も
最後は、ダイヤとライトの殺陣での魅せ場が・・
実際には、1時間30分より長い芝居の様でRが
うまくまとめ
アドリブも冗長にならないのが
「のぼる会」流
某劇団にも学んで欲しいんじゃが・・・
伝統的な古い大衆芝居を
現在でも受け入れやすく魅せるたつみ演劇BOX
今月も三吉に行くことが多くなるのではねぇかと
予感しているあっし・・・
この次の観劇は
4日の「沓掛時次郎」
この芝居をようやく観ることが出来る心境になった
あっしでござんす