バケツを最安値でお届け。
クレジットカードを使わないだけで
「買い物をする回数」が減り
「貯金」が増えました。
ポイントもつくし便利でお得
使わないのは時代と逆行
損することばかりだと思い
大学生の頃から10年以上
クレジットカードを常用しました。
便利な買い物生活で
貯金生活はなかなか
良い軌道にのりませんでしたが
単純にクレジットカードを
使うことをやめたら
ぐんぐんお金が貯まりました。
現金を使う生活に戻し
お金の動きを自分の目と
手の感覚や重みで認識するだけで
お金の使い方が激変し
買い物の回数が減りました。
買い物労働に費やしていた時間を
丸ごと自由時間にあてています。
散歩し図書館で本を選び
自分の体の休息や
持ち物の手入れに注いでいます。
どこに行っても手に入らなかった
欲しいものが
図書館にありました。
買い物労働を減らして
何をしてよいかわからず
図書館の本を読むというより
本を触るうちに
子どもの頃の没頭するような
楽しい時間を思い出しました。
小学校の図書室の
独特の匂いや雰囲気とか
ずっと見ていると
こちらを向くという噂の
モナリザのレプリカの絵とか
本の中に関西弁が出てくると
こっそり声に出してみて
こんな感じだろうかと思ったり
胸騒ぎしながら読んだSF
夕暮れの帰り道
UFOにさらわれたらまずいと
早足で帰り
もう誰もいない公園の
ブランコのさびしさなど
湧き上がるように思い出しました。
買い物に縛られない時間で
季節の風の独特の匂いを
思い出します。
薄暗い茶室で
アクセサリーをつけないで
お茶をたてる年上の女性の
手の動きそのものの
美しさに圧倒されてから
急速にアクセサリーに興味を失い
結婚指輪もネックレスも
もう私はしていないのですが
薄暗くなり空に見える1番星とか
じゃりん子チエちゃんが
バケツにつかまえたお日様の輝きが
私の生活を輝かせます。
不思議と結婚指輪を
つけなくなってからの方が
生活に余裕がない不安の中で
結婚指輪をもらった時の
あたたかさを思い出します。
ロマンチックな気持ちに溺れて
風の匂いとか
星のまたたきを探して歩く
楽しみをもう一度手に入れます。
クレジットカードとか
スマートな財布とか
便利なものを手放して見つけた
私の好きなものは
寂しげでそこはかとなく心配で
暗がりから見る
小さな光のようなものばかりです。
現金で2000円とか
3000円とか現金を
財布に入れて出かけます。
以前、500円だけ入れて
散歩に出かけるという
「生活実験」にはまりました。
限られた金額しかないという
心細さと
どこかイラついた心で
歩いていると
途中からそんな気持ちが
いつもどこか懐かしく
限られたお小遣いなど握りしめて
不安と期待の中で
ガムとかアイスクリームを
買った気持ちが蘇ってきます。
その気持ちを私は
もう少し取り戻したいので
クレジットカードなし生活を
続けます。
「家掘り」して家ものを掘り返し
バケツの雑巾を絞って
床を磨きます。
どこか足りないという気持ちと
寄り添うように散歩していると
忘れていた感覚を取り戻し
着実に貯金が増えていきます。
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遊びに来てくださる皆様のおかげで
「本」ができました。
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