現役東大生は漫画家の夢を見るか

1984年､漫画家デビューされ

1986年､少女漫画誌
『りぼん』で｢ちびまる子ちゃん｣の連載がスタート♪

1989年､講談社漫画賞を受賞！

1990年､TVｱﾆﾒ化され､同年10月には番組史上最高となる視聴率39.9%(関東地区)を記録しました★

僕の地元である､新潟日報の朝刊で

2007年8月1日～2011年12月31日まで約4年半､ちびまる子ちゃんが四コマ漫画でカラー連載されました♪

2011年3月に発生した東日本大震災の時

さくらももこさんは

｢ここで漫画を描いていていいものだろうか…何の役にも立たない｣

そう仰って､心を痛めていたそうです。

いやいや､さくら先生

それは違いますよ！

あなたのちびまる子ちゃんは､たくさんの読者や視聴者から

大きな共感を呼び､支持されております。

僕もその一人です♪

国民的人気アニメの

ちびまる子ちゃんは

決して色褪せることはありません(^_^)

ただ､さくらももこさんが亡くなってしまったことは､日本漫画界にとって大きな損失です(≧ω≦)

同じ時代､ちびまる子ちゃんに出会えたことは､ほんとラッキーでしたq(´∀｀q)

さくらももこさん

32年間､本当におつかれさまでした！

そして､ありがとう♪

仕事関係の人と漫画家のつげ義春さんの話をする機会があり、思い出したことがあります。

つげ義春さんの作品に『無能の人』というシリーズがあります。

第一作目の『石を売る』では、川原で拾った石を売って収入を得ようとする売れない漫画家と、その妻子の姿が描かれています。

特に大きな事件がおきることもなく、ただダメ男の日常が綴られています。

つげ義春さんが自身をモデルにしているそうです。

受動型アスペルガーっぽい夫とまだ仲が良かった頃、私は夫に対して「あなたは『石を売る人』みたいだね」と冗談で言っていました。

私としては、夫の少しずれた感覚や純粋さ、不器用さを好ましく思って半分誉めているつもりでした。

「売れない漫画家」という主人公の立場も、工芸の仕事をしている夫と似ていました。

夫もそう言われて、嫌な顔はしていませんでした。

私は一ファンとして、つげ義春さんは「普通」とはズレた感覚を持ち、生きづらさも抱えつつも、自分の内面や体験を飄々と紙の上で表現している、と感じていました。

アスペルガー云々はさておき、私は夫も同じことができる人だと期待していたんだと思います。

私は若く、夢見がちでした。

夫も「飄々としている」と評されるタイプでしたが、自分を知り人生を達観していたわけではなく、自分で自分のことがわからないために主体性が希薄だっただけでした。

彼には、自分の内面を客観視する力が欠けていました。当然、それを表現することなどできるわけもなく。

アスペルガーの特性でしょうか、それとも異才と凡才の差でしょうか。

何年か前の雑誌のインタビュー記事では、つげ義春さんは今、統合失調症の息子さんの世話をしながら、二人で暮らしているということでした。

つつましくも地に足がついた、細々としているけれど生きる力に満ちたリアルな生活が綴られていました。

つげ義春さんは、けして「無能の人」ではありませんでした。

夫は、どうでしょうか。