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幸ちゃん よーく考えよー。お金は大事だよー。

幸ちゃんを5文字で説明すると



おしみさんの孫娘・幸恵(鮫島幸恵)が帰ってくる。
幸恵は大きなケーキの箱を持っている。
幸「ただいま
ニコニコ
清「幸恵、おかえり」

清「どうしたの?大きなケーキなんか買って」
幸「お付き合いしている健二さんが来るの」
幸「ご両親と一緒に、『お婆ちゃんに挨拶したい』って」
幸「お婆ちゃん、会ってくれる?」

令が一歩前に出て、
令「断る!プンプン
清「あんたは関係ないでしょ!
タラー

次に、安尾が一歩前に出るが、何も言わずに下りる。
清「言うことないのに、出てくんな!」
安「会います!口笛
清「黙っときなさい!
タラー


おしみさんがしみじみと語る。
清「孫の幸恵がそんな年齢になるとはね…」
清「亡くなった両親も、天国で安心してるわ照れ

安「あの~、前から気になってたんですけど…」
安「おしみさんの頭は白いのに、眉毛は黒いんですね口笛笑い泣き
清「それは、触れんでええから。(苦笑)」
安「あっ、幸恵ちゃんのご両親のことが…
アセアセ

幸「両親は、今から25年前、私が3歳の時、交通事故に遭って、亡くなったの」
清「相手の不注意で、息子夫婦は天国に行ってしまったショボーン
おしみさんの話に聞き入っていた、令は
令「た、たいへんでしたね
ショボーン

清「交通刑務所を出た後、何度も誤りに来たけど、許すことはできなかった」
清「息子夫婦が帰ってくるものではなく…ショボーン
令「く、悔しいですよね。心中、お察しします
ショボーン

清「相手の顔を二度と見たくないから、知られないよう引っ越しして、」
清「ここに食堂を開いたの」
令「の、のほほんと暮らしていると思うと、腹が立ちませんか?プンプン
清「それは腹が立つわ
プンプン
令「わ、分かりました」
清「…あの、さっきから、一人でしりとりしてない?
タラー笑い泣き
令「い…いいえ口笛
清「しりとりしてるやん!最低やな、あんたは!
タラー
安「わ…和田アキ子
口笛
清「しりとり、下手くそ過ぎるでしょ。(苦笑)」
笑い泣き

清「あんた達は、ほんまに」
令「すみません、和ませようとしたんです
お願い


幸「お婆ちゃん、そろそろ、健二さん達が来る頃よ?」
清「どんな人かな?
キョロキョロアセアセ

そこに、クリーニング服を着て、服を抱えた小西(小西武蔵)が現れる。
小「クリーニング店の小西です!ニコニコ

小西は幸恵の彼氏ではないよう。
安「紛らわしい!この流れでえー
安「なんで、眉毛、黒いねん!
プンプン笑い泣き
清「眉毛は触れんでええから!(苦笑)」


小西は幸恵の彼氏ではないが、幸恵に好意がある様子。

幸恵に映画のチケットをプレゼントする、小西。
清「しつこいわよタラー

小西は御構いなしに、
小「幸恵ちゃんに手紙を書いてきました」
小「今から読むので聞いてください」
清「ここで?」


小西が手紙を読む。
小『Dear 幸恵ちゃん』

清「なんやの、気持ち悪いタラー

小『僕は毎日、あなたのことを思うと、食事が喉を通りません』
小『ピーマン、にんじん、茄子』

清「単に、嫌いなもんやんタラー

手紙の2枚目に入る。
小『幸恵ちゃん…』

手紙の3枚目に入る。
清「2枚目、短っ!タラー

小『幸恵ちゃんのことを思うと、朝も起きられません』

清「ただの寝坊やん!タラー
清「夜も寝られません、ちゃうの!?」

小『最後に、これだけは言わせてください』
小『…』
小『これだけ』
小西が手紙を閉じる。

清「なんやの、これ!?」
清「気持ち、全然伝わってないやん」
小「いや、面白い方が好きでしょ?ウインク
清「大して、面白くないのに、面白い空気出すな
タラー笑い泣き
清「今の場面、私が7で、あんたが3や。(苦笑)」 笑い泣き

安尾が口を開く。
安「スモールウェストとか言うたな?
ニヤリ
清「小西ね。(苦笑)」
安「手紙を持つ手が震えてたね
ニヤリ
清「ウケるかどうか考えて、緊張しとった。(苦笑)」
笑い泣き


小西が幸恵に告白する。
小「僕とお付き合いしてもらえませんか?」
幸「あの~…
アセアセ

安尾が幸恵に尋ねる。
安「幸恵ちゃん、言うてないの?」
幸「なかなか、言う機会が無くて…」



小西が幸恵に告白していたところに、
カジュアルスーツを着た健二(伊賀健二)が現れる。

健「幸恵さん、おまたせニコニコ
小西が健二を見て、
小「…誰?」
安「幸恵さんの彼氏やと思いますよ?
ニヤリ

小西が幸恵に確認する。
小「嘘やろ!?」
幸「…ごめんなさい」
小「…」
小「嘘やんな!?」
幸「ごめんなさい」
小「…」
電車の音が聞こえるほど、静まる。
小「…」
小「嘘って言ってくれ!」

清「間が長すぎる。(苦笑)」 笑い泣き
安「電車の音がはっきり聞こえてきた。(苦笑)」 笑い泣き

小西が幸恵を指差し、
『幸恵の間に問題がある』というような身振りをする。

清「人のせいにすな!(苦笑)」
清「あなたの間は全員、不安になる。(苦笑)」 笑い泣き


小「そんな~…
ガーン
落胆する、小西。
清「諦めなさい」
清「どうせ、あなたには幸恵は無理なんですから」

小西が走り去る。
令が小西に対し、
令「小西さん、あっちに踏み切り、ありますよ!ニヤリ
清「殺したら、あかん!
タラー


おしみさんが伊賀に挨拶する。
清「幸恵の『そば』で…」 笑い泣き
清「…(苦笑)アセアセ
清「『祖母』で
アセアセ
清「…厄介者が一人居なくなって、ほっとしてしまって。(苦笑)」
笑い泣き

清「幸恵の『祖母』で、おしみと申します」
健「幸恵さんとお付き合いさせていただいている、健二です」
幸「健二さん、ご両親は?」
健「駐車しに行ってて、もうすぐ、来ると思います」


清「急いで、お茶を入れますねアセアセ
おしみさんは、幸恵に訪れようとしている幸せを思い、気持ちが舞い上がったか、

相手の親が来ることに緊張してしまったか、
店のテーブルや椅子を倒しながら、調理場に向かう。

幸「お婆ちゃん、焦らなくていいから!アセアセ
と、幸恵もケーキの箱を投げる。
安「幸恵ちゃんまで
タラー

その4に続く

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