VIDEOをもてはやすフランス人たち

以上ですが、このＭＶ、好き嫌いがきれいに分かれます！

そういえばこのＭＶが「歌詞と合っていない！」と言う人がいたような気がしますが、そもそもＭＶは「独立した映像作品」として評価されるものなので、歌詞とリンクすることのほうが珍しいんです。

「ＭＶとは曲を宣伝するために作られるものだ！」なんて言う人はここ最近まずいませんが・・・（いつの時代の話だ！？）。

まぁ、ＡＫＢ４８のＭＶを観ている方には言うまでもないことでしょうけどね・・・。

ただ、今回のＭＶについては一応関係はあります。

「在りし日の少年の妄想」ですから、このＭＶの内容自体が少年の妄想の中の１コマと考えると、いろいろ見えてき�
��す。

何となくレトロな感じを受けると思いますが、今４０代の方が少年だった頃のイメージ、１９８０～９０年代くらいでしょうか？

この頃の映像作品（特にヒーロー・ヒロインもの）はどこかチープな感じがあって、ツッコミどころ満載のものが多かったんです。

「魔女っ娘シリーズ」、「美少女戦士セーラームーン」、「戦隊ヒーロー」、「キャッツ・アイ」、「シティーハンター」あたりは４０代の人には懐かしいかな？

実は今回のＭＶは、こういった過去のヒーロー（ヒロイン）ものをオマージュ（お手本）にしているんです。

ＭＶを注意深く見ていると、そのあたりがよくわかります。

「女子高生を誘拐する地下組織」は「シティーハンター」にあった設定ですし、セーラー服姿で闘いに挑むところは言うまでもなく「美少女戦士セーラームーン」、闘いの最中に「蝶が舞う」のは「キャッツ・アイ」、一見無意味（？）にも見えるオーバーアクションは「戦隊ヒーローもの」や「魔女っ娘シリーズ」の影響でしょうか？拳銃の扱いは「シティーハンター」の影響も大きいかな？

現実的ではありませんが、所詮「妄想の世界」の出来事なので・・・。m(__)m

「お兄さん、一緒に遊ぼうよ～」から「ひとりで遊んでな！」も実は某作品の有名なシーンです。

つまり、見る人が見れば昔のヒーローものの有名なシーンのオンパレード！

ちなみに最後の「どんでん返し」は「戦隊ヒーロー」で中盤以降によくあったパターンですね。

まぁ、でも、繰り返しになりますが、女子高生が制服姿で悪者をバッタバッタと倒していく「妄想劇」・・・この手の妄想は少年（少女）時代によくみなさんもやっていたでしょう？(・ω・)/

ただ、このカラクリがわからない人は、このＭＶをついつい真面目に解釈してしまうわけです（涙）。

「作りがチープ」などと勝手に評価し「この監督はわかってない！」とまで言う人がいましたが、「わかってないのはあなたのほうだ！」と言いたいですね（笑）。わざとそういう作りにしているのです。「在りし日の少年の妄想の世界」なんですから。

プロの映像作品を素人が勝手な目線で評価して貶めちゃったらいけないと思うんです（涙）。もちろん、個人の感想は自由なんですが、プロの監督さんへのリスペクトは持っていてほしいですね！:*:・(￣∀￣)・:*:

ただあのＭＶはそれなりのストーリーにちゃんとなっていると思います。

映像をよく見ていくと、白石麻衣＆堀未央奈はこの地下組織の上層部の人間とつながっているように見えます。最初からこの２人は地下組織の人間ではないでしょうか？

「マエストロ」とその一味はどう見ても下っ端（したっぱ）でしょうね（笑）。彼らがどこまでこの２人の正体を知っていたのかは何とも言えませんが・・・。

ただ堀未央奈はもう「終わりにしたかった」んでしょうね・・・。

そのためには、自分と同じ「黒幕」であった白石麻衣を消し、自分自身もいなくならなければいけなかった・・・

だから地下組織を壊滅状態にした後、白石麻衣を撃ったわけです。

「だって、こうするしかないじゃない？」

～とはそういう意味。

そして、メンバー全員が堀未央奈に一斉に拳銃を向けましたが、最後の銃声はたったの１発・・・。

これは自殺でしょう・・・。自分自身も「消す」必要がありましたから。

「あの状況で白石麻衣をピンポイントで撃てるわけがない！」という意見もあると思いますが、「何でもあり」の妄想の世界ですからw。

また、あの程度の「ワンホール・ショット」ならシティーハンターの冴羽獠ならカンタンにできるでしょう（笑）。

よく「血しぶきの飛び方がおかしい」とか「武器の使い方がヘン」とも聞きますが、もういいですよね～。(*＾ー＾)ノ

それを言うなら「部屋の中であれだけの蝶が舞っているのがおかしい」し、そもそも「セーラー服で闘いに行くこと自体がヘン」なんですから。

こうやって考えると、そんなに悪いＭＶではないんですが、「残酷だ！」という声が多かったような気がします。

それはすべて、伊藤万理華と堀未央奈がいけないんですよ（笑）。ヾ(｡｀Д´｡)ﾉ

この２人（伊藤万理華＆堀未央奈）と「マエストロ」の演技があまりにもリアルだから、よくあるヒーローものの「妄想の世界」なのに、みなさん『マジ』だと思ってしまったに違いありません。

だって、世の中にはもっともっと「残酷な映画」が山ほどありますよ！(((゜д゜;)))

あんなコミカルに人をバッタバッタと倒していくＭＶなのに、なぜ多くの人が感情移入して観てしまったのか・・・

その答えはもうおわかりですね・・・

この２人の演技が本当に素晴らしかったからに他なりません！

もしも『大根役者』だったら、間違いなく『コメディ』になっていたはずです（笑）。

改めて２人とも『最高
』でした！(‘-^*)/

伊藤万理華と堀未央奈の２人には、ぜひ責任（？）をとってもらって、将来、大女優になってもらいたいなって思います。p(^-^)q

がんばれ！まりっか＆未央奈ちゃん！

※　今回書いたものはすべて僕個人の考えにすぎませんので、「それは違う！」などのご意見は一切お断りとさせていただきます。m(__)m

『バレッタ』　＜制服は最強である＞