トイレの個室で経済紙を読むようになったら、あくびのしすぎかもしれない。

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おねがいお願い
在宅看取り①
から、お読みいただき、
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2017年8月26日

朝6:00 37.8℃
血圧  84  46
呼吸はあいかわらず、お腹を大きく膨らませて、胸はへこみ、勢いをつけないと苦しそうな感じになっている。
あくびをした。
久しぶりのあくび
寝たきりになってからは、
大きな口を開けることはなかったのに。
またしばらくして、
あくびしている。
やだなぁ、なにこのあくび
どういう意味だろう、と、
夫と話しながら日中のケアをする。
気づいたのは、
あくびをした後、数秒呼吸が止まっている。そのあと、大きく息を吸い込む。
午後は隣に添い寝をして、
たくさん頭を撫でた。
21:15  ベッド上での、いつもの体拭きをおこなった。
体拭きをしていると、あくびが頻繁に出ている。やっぱりおかしい。
呼吸の回数を記録するために、
お腹の動きを動画に撮る。
来週、訪問医に見せようと思っていた。
21:20  突然、変な音が聞こえ出した。
しゅんの顔をみると、軽く口を開けていたので、中を覗くと、口の中から音が聞こえた。舌が引っかかっている?
サチュレーションをつけると、
SpO2 90  脈拍100

酸素の流量を3リットルに上げてみる。
でも数字は改善されない。

訪問医に電話してみる。

3リットルまでしか流せない機械だったので、5リットルや7リットルの機械に切り替えたほうがいいか?

「90あれば、大丈夫だけど、お母さんが心配なら手配しましょう」との返事。

酸素の会社からの折り返しの電話を待つ。
21:45   口をさらに大きく開けて、
呼吸をしようとしていた。
でも、舌の根もとが邪魔をして、うまく吸えない。
引っかかる音が増して聞こえる。
気管切開をしているので、
口や鼻から呼吸するわけではないのに、
この時、口からたくさん息を吸おうとがんばっている感じだった。
サチュレーションの警告音が鳴り響く。
しゅん!しゅん!と呼んでも、
サチュレーションに表示される数字がどんどん下がっていく。
伝えるのは、今なんだ!
そう思った私は、
大好きだよ
がんばったね
ありがとう
ママのこと好き?
怖くないからね
おやすみだよー
ここにいるからね
と、耳元に口を押し当てて、
何度も伝えた。
最初の呼びかけにビックリして、
飛んできたお兄ちゃんが、
状況を察したのか、大泣きしながら、しゅんの体にすがりついていた。
そんなに大声で泣いたら、しゅんが怖くなっちゃうからって、注意した私こそ、
大声でしゅんに話しかけているから、
かなりうるさかったと思う。
しゅんが一瞬、
口元を「いーっ」の形にした。
なに?なんて言ったの?
お兄ちゃんが、
「ゼロになっちゃったよ!!」
と言うので、サチュレーションをみたら、
ゼロになっていた。
何かの間違いかもしれない、
サチュレーションの機械がおかしいのかもしれない。
でも、しゅんの顔色がみるみる悪くなっていく様子をみて、
ぜんぶ終わったんだと、思った。
夫が、訪問医に電話をかける。
えらいね、みんなが揃っている時にね、
さいごまでいい子だったね。
転移した腰を動かすと激痛が走るため、
ここ2ヶ月以上、抱っこしていなかった。
久しぶりに、抱っこしてみた。
重くなったなぁ!ってびっくり。
ずっしり。
私から夫へ、抱っこを移して、
可愛い、手と足、写真に残した。
訪問医が到着して、
確認をした。
その様子をぼーっとみながら、
あれ?まだ酸素つけてないとだめですよって言ってくれないかなって思っていたけど、
臨終の時間を確認された。
本当にすべてが終わったんだ。
しゅん、最後になんて言ったんだろうって、今もずっと考えていて、
考えられるのが、
「ママすきー」の、いーっ
「うるさいー」の、いーっ
まぁ、どっちもなんだろうなぁって。
しゅん、塩対応多かったもんね(笑)
好きなのはわかったから、
はいはい、
うるさいよーもー
って、思ったかなぁ笑い泣き
***
私のブログの意味は、
私の気持ちを吐露するだけでなくて、
私と同じような親たちの悩みを少しでも解消したいため。
でも、このブログを読んで、
悲しくなったり、うろたえさせたり、
逆に悩ませてしまったらごめんなさい。
私の未来のために、
このブログがあったりします。
私が何かにぶつかった時に、
このブログに戻って、
コメント開いて、こんなに応援してくれていた人たちがいたんだって事を、
励みにしたいと思っています。
次からは、葬儀に関することや、気持ちを、整理していきたいと思います。

あくび 私はやりぬく。

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