ヘッドフォン きれいなお姉さんは好きですか
耳当てに軟弱な偏見を持ち続けていた
「あんな物は小学生の女子がするものだ」と
しかし僕も年をとり頑固な考えが改まってきて
「べつに40のオヤジがしてもアリじゃね?」
とコペルニクス的転換が出来るようになった
いざ素直になって耳当てをしてみたら
まあ素敵、こんな事ならもっと早くするべきだった
そこに嫁がトコトコ近寄ってきて
何を勘違いしたのか「ブッ」と一発放屁した
ヘッドフォンで音楽を聴いていると思ったのだろう
「聞こえてますよ」と無言の圧力をかけてやった。
読者の皆様、こんにちは
いつも温かいコメントありがとうございます
耳当てが温かいです
末端冷え性には必須のアイテムですね
音もちゃんと聞こえますし
勿論、屁の音もクリアに聞こえますよ。
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ヘッドフォンを くれた人は しばらくは好きです。
ご覧いただきありがとうございます。
KIRIです。
はじめましての方はをどうぞ。
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※うつ病に関しては、あくまで私の目にうつる夫の姿と、ネット上の知識程度で素人が書いたものです。
人によって全然違うと思うので、病状に関しては参考にしないでくださいね。
【不倫発覚0日目】
無言のまま向き合って座って、どれくらい経ったかな。
10分くらいかな?
もっと短かったかもしれない。
はじめはとっても息苦しそうにしていた夫の呼吸が落ち着き、
『ごめん。もう大丈夫。ごめんね。』
と言われたので、私は一人、寝室へと上がっていった。
当然眠れるはずもなく、ベッドに横になり、うつ病について調べたりしていた。
思い当たることは、たくさんあった。
半年ほど前、いいヘッドフォンが欲しい、と購入した夫。
周囲の音が全く聞こえなくなる機能の付いたものを買っていた。
お仕事中にこれしようかな、と言ってた。
うつ病の人は、一人になりたいと強く思う、とネットに書いてあった。
お休みの日も、ひたすらお昼寝をしたり、夜眠れないと言っていたり。
スマホで動画を見たり、ネットサーフィンしたりする時間も、どんどん長くなっていった。
私はそれを、家族にもう興味がなくなったんだと思っていた。
でも。
病気の症状だったのかも、しれない。
いつからなのかとか、もっと詳しく夫に聞かないと分からないけれど。
一人で出かけてくる、と言い出せない夫にとって、ヘッドフォンをしてスマホを見ている時間は、自分を保つためにどうしても必要なことだったのかもしれない。
でも、私はそれを、家族に対する拒絶なのだと受け取っていた。
それならもういい、と勝手に拗ねて、私だって大変だ!アピールばかりしていたように思う。
ものすごく居心地が悪かったと思う。
うつ病の人は性欲がなくなる、という情報もあった。
うつ病の人は不倫に走りやすい、という記事もあった。
あくまでネット上の情報で、みんながみんなそうではないと思うし、その信憑性は、わからないけど。
病気で、自分の存在を否定して苦しくて、そんなときに男として自分を求められたらなびいてしまう。
恋愛をすることで快楽ホルモンが出て、一時的にうつがおさまる。
そんな内容だった。
夫は、不倫をするような人ではなかった。
どうでもいい相手に言い寄られて、浮かれて過ちを犯しちゃうような人じゃなかった。
本当に大事なものが何か、ちゃんとわかっている人だった。
そんなところを尊敬していたし、大好きだった。
そんな風に思っていた自分がバカみたいだ、と最初は思った。
夫は浮気をしてしまうような人だったんだ…
そんな人を信じて大好きでいたなんて、情けない…
と思った。
でも、少し頭が冷静になってみると
本来はそんなことするはずのない夫が、そこまで弱っていた。
そしてそれを、こうなるまで私に言うこともできず苦しんでいた。
夫のことを見ていなかったのは、私の方…??
いや、本当は、気が付いていた。
夫が仕事でひどく疲弊していること。
大好きな家族との時間も、楽しく過ごせないほどになっていること。
分かっていた、のに。
夫の弱さを許さなかったのは、私。
お互いに、お互いを見れなくなっていた。
そんなむなしさを、私は、大好きな仕事で紛らわすことができた。
心を開ける友達のおかげで、ごまかすことができた。
私はたまたま、世間的には悪とされない方法で、そのむなしさを埋めることができた。
そして夫にとっては、たまたま、やり場のない気持ちの逃げ道が不倫だった。
きっと夫は、ここまでの事態にならなければ、自分の病気のことを私に打ち明けられなかっただろう。
そう思うと、今回私に起こったことは全て必然なのかと思えた。
私たち夫婦にとって、いや、私にとって、必要なことだったんだと思った。
居心地の悪さをごまかして生活していたのは、私も同じだった。
楽しい時間だって、もちろんあった。
週末になると、お庭で、家にあるものを七輪で焼きながら、お昼過ぎから一緒にビールを飲んだ。
次男も生まれて、幸せだと、私は思ってた。
でも。
毎日、今日も幸せだった!!と思って眠りについていたかといわれると、決してそうではなかった。
そんなの全員そうでしょ、と言われれば、そうなのかもしれないけど。
そうやって生きていきたいと強く思いながら、そうではない現実を、見て見ぬふりをしていた。
そう思うと、今回の出来事は、私がこれまで自分をごまかしてきたから、そうじゃないよ、ここらへんで軌道修正するんだよ、って、人生のテコ入れが入っただけ。
そして今この瞬間も、私はただ、さらなる幸せに向かって歩いてるんだ。
まだ頭も心も混乱している中で、そんな確かな感覚があった。
もうすこし、悲しみに浸っててもいいんじゃないの!?と思う私もいるんだけど。
不倫されたから不幸、なんじゃない。
離婚することが不幸、なんじゃない。
自分が自分を不幸だと思うから不幸になるだけだし、もっと言うなら、自分を不幸だと思っていたって、いい。
それすらも、すべて、幸せへ向かう道。
現実がどうあっても、私は、幸せにしかならないんだ。
私が、私を幸せにする
んだ。
そう、思った。
これまで、スピリチュアルカウンセラーとして活動する中で学んできた、心のしくみのこと、この世界がどう作られているのかという話、お仕事でたくさんの人と話をさせてもらって感じてきたこと。
それが、こんな形で今、私を支えてくれるのか、と思った。
そして私がそんな経験をしてこられたのは、紛れもなく、夫のおかげなんだ。
夫が、私が安心して好きなように仕事ができる基盤を整えてくれていたから。
自分を壊してまで、家族がなんの心配もなく好きなことをして暮らせる安心を与えてくれていたから。
…そんなことを考えていると、一階から、ガタン!と大きな音が聞こえてきた。
村上春樹風に語るヘッドフォン
立会い来て欲しい?
次女より私は落ち着いてるぞ。
長女だから心配してるらしい(笑)
かなりの感動でした(笑)
障子も貼り終えました。
やだ
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