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また1週間が始まった。入院して12日目。
予定していたカテーテルの検査。
ママは「痛いけど頑張ろうね」って心配しながら処置室へ送り出したけど、泣かずに頑張れたって。強いな。
その代わり、終わって体重測定をした時に泣いたらしい。どうやら虹翔は裸が嫌いみたいだ。
明日は待ちに待った皮膚科にかかれることになった。皮膚科の先生は優しい女の先生で、私も働いている時からお世話になっているからすごく話しやすくて、虹翔のこともきっとしっかり診てくれると思った。
今日はちょっと微熱が続いていた。
火曜日、おしりのただれがすごく綺麗になった。1つ問題クリアだね。これならお薬塗らなくても大丈夫そうだ。
今日は点滴が詰まっちゃって入れ替え。ついでに採血と血液培養もまた採ってくれた。ここでも虹翔は泣かずに頑張ったらしい。本当に強いな。
どうかどうか菌が消えてよくなっていますように。抗生剤も増やしているし、エコーも問題なかったし、何より元気だし、きっと大丈夫。
皮膚科の先生も診に来てくれた。
やっぱり色素失調症とは違う色素沈着の仕方。
でも、中毒性湿疹だと、この位になればもう消えているはず。経過を見て行きましょう。保湿剤を塗って、顔は赤くなったらまたステロイドを塗っていいですよ。退院の時にまた診させて下さい。
見ただけではっきりと何かはわからなかったけど、今までの先生よりじっくり見て考えてくれて、中毒性湿疹とは違うような気もするってちょっと疑ってくれて、それが少し嬉しかった。
とりあえず保湿をして様子を見ていくことに。
師長さんから「先生からもう個室じゃなくていいよって言われたので今日から大部屋に出ましょう」と言われ、13日間の個室生活終了、4人部屋に移動することになった。
私もまだママになりたてだし、虹翔のことでいっぱいいっぱい、同室のママさんや子供たちと仲良くできるかな、ちょっと不安だった。
大部屋に移動すると、向かいのベットに1人だけ入院していた。
カーテンが開いていて、
「こんにちは〜!!」と、すごく元気で明るいママさんが挨拶をしてくれた。
こんにちは、よろしくお願いします!
ちょっと恥ずかしながらも挨拶をしてベットへ。
虹翔と2ヶ月ほど違う男の子とママ。感じも良くて、一緒の部屋で過ごしていくことの不安は全くなくなった。
ママとはすぐに打ち解けて、売店で私の大好きなチョコレートを買って来てくれたり、一緒に窓から外を見てカップラーメンを食べたり、カーテン越しに「おはよう」「おやすみ」って言ったり。わたしよりいくつか歳上だったけど、友達みたいに接してくれて、今思えばわたしの初めてのママ友。虹翔が結びあわせてくれた、大切なママ友。虹翔と2人っきりで過ごしていた個室の時とはまた全然違った楽しみのある入院生活だった。入院中に、話し相手がいるって本当に気晴らしになる。たくさん笑って色んな話をして、本当に楽しかったなあ。
そんな楽しみばかりではなく、先生からまた嫌な報告。
2回目に採った血液培養から、今度はエンテロバクタークロアカエという菌が出た。1回目は、エンテロバクターアエロゲネス。
また違う菌だ。
抗生剤を変更した。
1回目のエンテロバクタークロアカエなら、尿培養の結果と一致して尿路感染だと断定できるらしい。この間の尿カテーテルの結果はまだ何も出ていなくて、昨日の血液培養からは、グラム陰性桿菌というところまでは出ている。
ごちゃごちゃしてわたしも理解するのに必死だったけれど、菌が消えていないことは事実。
早く退治するぞ!そう虹翔に言った。
2日後、また腎臓のエコーをやることになった。
右の腎臓が少し拡張していて怪しい。
尿路感染になって、血液に菌が入ってしまったのかもしれない。1回目の尿培養の結果と2回目の血液培養の結果が一致したらしい。
2回目の尿培養の結果も出ていて、これは陰性。よしっ。
きっと抗生剤が効いている。
血液からももうそろそろ菌が消えるはず。
ずーっとずーっとそんなことを思っていた。