ラッパのマークの妄言
妄言 クセになるナゾトキファンタジー
妄言をナメているすべての人たちへ
最近は、僕の同級生や大学時代の友人、先輩などから教育相談を受けることも多く、また、僕自身、婚活を考えている面もあり、子ができた場合、「どないしょっかなー」と勝手な想像をすることが多いです。
この仕事の一番の強みは「いろいろな親子関係を直接見ていること」です。これは学校の先生でも塾の先生でも不可能なことです。そこから得る見解は、僕にとっても人生にとって大事なことを気づかせてくれます。
それを見るにつけても、子育ては一筋縄ではいかないことは自明です。みなさんが理想に思うような、サピのアルファクラスにいるような良い子でも、いろいろと何事か問題はあります。成績面が問題ではなくても、本人の性格が困りものだったり、身体が弱かったり、じいさんばあさんが口うるさい、などいろいろ、本当にいろいろあります。
どんなにうまくいっているように見える家庭でも、ちょっと皮をひっぺがせば、問題はあるものです。まずは、皆さん、そこを慮ったほうが良いと思います。ご近所の優秀なお子さんの家庭を羨ましがってやきもきしているのは、もう平成的で時代遅れだと思います。
他と比べて一喜一憂するよりは、どうやっていまある「カード」で、自分たちを幸せにしていくか、を考えたほうが良い時代だと思います。
このような場合も、僕はうまくいっている例よりは、いっていない例を参考にしたいと思います。
というのも、成績に関してもそうなのですが、良い例というのは、そのご家庭や生徒にしか当てはまらなかったりして、多様性が強いです。が、「やってはいけないこと」というのは、どこの家庭でも汎用性があり、当てはまりやすいです。
ですから、「こうすればよい」よりは「こうするとまずい」を意識して、それをしないほうが、うまく行きやすいことが今までの指導経験上でもわかっています。
下記、参考にしていただければと思います。僕がいつか親になれたら気を付けるつもりの点でもあります。
・でかい声で怒らない
・躾としての叱り、を重視する
……これは誰しもがわかってはいても、なかなかできないことのようです。とはいえ、あるテストなどが悪かったり、親御さんの思い通りに行かない場合、激しい𠮟責のしすぎに注意です。それは、親御さん側の思い通りにいかない場合、プライドや自尊心が傷つけられた感じがある場合に、必要以上の大きな声が出てしまうようです。
大人同士でも、大きな声で注意なり𠮟責なりされるとけっこう心に変なものが残ることがあると思います。侮辱や侮蔑と言っても良いでしょう。子供は心をまもるフィルターがまだ未熟なので、そのダメージは想像以上に大きいです。
とはいっても怒らないことは1日たりとも不可能だと思います。怒るならば、「怒っている」という声色を重視して、大声を出さないようにした方が良いです。「本当にやばい時」以外に軽々しく大きな声を使わないことが大事です。
とはいっても、母親という生き物はケンケンとなりやすいものです。であれば、それを自覚してお父様を使って理知的に言い聞かせることも大切です。間違っても両親両方が喧々諤々と叱り倒さないことが大事です。
自己表現できない子、自己主張が苦手な子は、両親が激しく怒る子が多いです。自分が出せなくなると、どこかで極端な選択をしたり、趣味趣向がゆがんだり、困ったことにもなりやすいようです。
とはいえ、逆に自己主張が過ぎ、生意気さが目立つと、躾的にもあまりよろしくないことになります。自我が肥大し、自己中心的な行動言動ばかりがある人間が付き合いにくいのは大人ならわかることです。これは、逆にあまり怒られてこなかった子が多いです。
放任主義として、まるで放置されたような子育てのパターンの家庭の子に多いのは、畏れ知らずである種傲慢で、努力をすることもなく、犯罪まがいのことも平気でするようになるパターンです。このパターンになるくらいなら、少々怒りすぎても怒っている方がマシだとは思います。
つまり、まとめますと、普段はあまり大きな声で怒ることはしない方がよいが、ここぞという時、躾的、人間的にアウトなことには烈火のごとく怒る、という感じが良いと思います。
基本的な躾をされていない人間は、やはり社会人になってからも低所得になりやすいという実感も、僕は持っています。
普段から大きな声で感情的に怒っていると、親御さんの身体が蝕まれてきますし、変に慣れてしまって、より大きな声で怒らないと行動が是正されなくなります。
ひどくなると、子は親を避け始め、信頼感が薄れてきま
す。そのような方向性にならないようにすることがまずは大切です。
・宿題などを一緒にする時間を持つ
・親の本音を伝えておく
……少なくとも小4から5くらいまでは、学習をある程度チェックしておく必要があります。別に教えられなくても、一緒に考えても良いですし、宿題管理だけでも良いです。一緒に何かをすることで、子は愛情の実感を持ちます。それは幼児期を少しすぎた小学高学年まで続きます。
そこで自立をうたってすべてを自分でさせても、あまりうまくは行きませんし、結局、能力的にも未熟なままになりやすく自立も遅れます。
また、親は綺麗ごとだけで子育てを済ませようとしがちです。理想のキレイな世界で、(親にとって)ご都合主義的な考え方で、学歴や進学先を決定します。泥臭い現実の話を避ける傾向にあります。
ただ、小学高学年、中学受験を志向する時期からは、学歴の大切さ・有効性、現実にどう効果するか、という親の考え(わからないことも正直に)を述べておくことが大切だと思います。
勉強以外の道で成功することも、世の中やテレビの中ではたくさんあるものです。最近ではユーチューバーもそうでしょう。それをあげつらって、勉強を否定する子も多いです。
でもそれは、わずかな「超」がつく稀少な成功例を見ているにすぎません。また、その成功者本人たちもテレビなどでは見えない陰の努力をすさまじくやっているものです。その努力を知らず、また思いやれずに言っているのはガキっぽい証拠なのです。
総じて考えてれば、勉強をしておいた方が、現代日本では良いのです。何かと力になってくれます。好きでなくてもやっておくべきだし、もっともやっておいてトクがあるのも勉強なのです。
のようなことを普段からそれとなく伝えておくこともやっておいた方がよいです。綺麗ごとや理想論だけでは子育てはできないことも想定しておくべきです。綺麗ごとは、子には嘘に見え、
ただ、これも親子関係がうまくいっていて、自己肯定感が強く育つことができたお子さんはこのようなことは言わないものです。夢があっても真面目に勉強もしていくものです。
・親の「行動」の注意点
……親も人間であり、不完全であるのは、当然のことです。それでも昭和の親に比べると、いろいろなところが緩くなっているのが現状だと思います。
また、離婚率の上昇で家庭の事情も複雑になっている場合もあり、親の行動が如実にお子さんの信頼を失うことにつながっている場合もあります。言っていることとやっていることが全く違う場合は、子に言葉は届かなくなるのは当たり前です。
その場合は、全力で愛情を注ぎ、関係の修復を図らねばなりません。不倫など、芸能人が過剰に叩かれている現実がありますが、躾や道徳としての言葉を単なる綺麗ごとのフィクションにしないためにも、親側の自制心や行動にもご自身で気を付ける必要は親ならば絶対にあります。
子との約束は絶対に守る、子にダメだと言ったことは自分もしない、など基本的に人間関係で大事なことは、親と子の関係でも大事です。意外とそこ(道徳といってもいい)が甘いのに、子供には厳しく要求して失敗している親御さんも多いです。(うーん、僕はできそうにないかもw)
もう何点かあるのですが、長くなるので今回はこのあたりで。当たり前のことばかりですが、やはり当たり前のことの中に真理はあるのかもしれません。
以上は家庭教師として、いろんな家庭を伺う中で達せた見解ですのでご了承ください。所詮は独身男の妄言です。
いつも読んでくださってありがとうございます。
(あ、アメブロの仕様が更新されて、ながらくプロフィールが表示されていなかったようで修正いたしました。ついでにトップの写真も今の僕のものに変えました。メイクなどをしているので、実物は全く違います、笑)
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