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彼女の夏休みだよ、想像出来ますか？
夏休みだよ スピードおさえていい運転
守屋side
愛「茜〜、体育館行こ〜！」
茜「うん！」
再び学校に行けるようになって、1週間が経った。
いよいよこのあとは、終業式。
愛佳と理佐と梨加ちゃんと私、4人で体育館へ向かう。
愛「なんでこの暑い日に体育館でやるの〜？」
理「外が暑いからだよ。今日は真夏日だって、天気予報でも言ってたでしょ？」
愛「体育館も蒸し暑いじゃん。」
梨「外は直射日光だから……熱中症とか、気をつけてるんだと思う。」
茜「うん、そうだと思う。」
人口密度が高くなるにつれて感じる暑さ。
体育館の四隅には、大型の扇風機がそれぞれ1台ずつあって、それだけまだマシだと思った。
校長先生の話、部活の表彰、生徒指導部の先生から夏休みの過ごし方に関する注意。
これらの話が全て終わったあと、教室に戻った。
愛「こっからまたホームルーム………しかも2時間……」
机にぐでっと突っ伏す愛佳。それを見た理佐がクスッと笑ってる。
理「あと2時間耐えれば夏休みだよ？」
愛「宿題配られるんでしょ？やだよ〜」
梨「宿題、多いって言ってたよね。」
愛「ぺー、それ脅しみたく聞こえるからやめて〜」
茜「まぁまぁ」
こうやってみんなと話すのも、最初こそ戸惑ったけど2日もすれば以前と同じようになった。
茜「夏休み、みんなでやる？うち来たりとか。」
そう提案してみると、愛佳の表情がパッと明るくなった。
愛「行きたい！茜ん家で勉強会！しようよ！」
理「いいけど、愛佳はその前に来週補習でしょ？」
愛「ねぇ理佐〜、それ言わないでよ……」
理「期末の数学で赤点とって、追試でも合格できなかったのはどこの誰だっけ？」
そういえば、私もこの間受けたな。期末テスト。
休んでる間だったから、この前追試の時間を借りてテストを受けた。3日間ぐらいかかって。
愛「茜はテストどうだった？」
茜「えっ、私？」
梨「そういえばこの間、追試の人達と一緒に受けたんだっけ？」
茜「うん。一応合格点はいってた。」
理「全教科？」
コクリと頷くと、愛佳が大きな溜息をつきながら再び机に突っ伏す。
愛「私一人かぁ………」
梨「愛佳、大丈夫だよ。私も夏期講習で来るから。」
理「梨加ちゃん、甘やかしちゃダメだよ。」
梨「わかってるって。」
愛「ちょ、それひどいっ！」
愛佳の一言に、私も理佐も梨加ちゃんも、それから愛佳も笑う。
ここに友香がいたら、きっと笑ってるな。
『あははっ！！』
茜「！？」
不意に聞こえた声に振り返る。
もちろん、誰もいない。
けど。
そこにいるの？
友香…………
愛「茜？」
茜「えっ、何？」
愛「急に後ろ向いたから……どうしたの？」
茜「あ、ううん。なんでもないよ。」
友香、まだそばで見守ってくれてるの？
私たちを、近くで楽しそうに見てる？
私にも、見えたんだから。
愛佳たちにも、見える日が来るかもね。
目の前で笑う3人を見ながら、そう思った。
ｰｰｰｰ続くｰｰｰｰ
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なんか最近クソ見かけるので便乗
生涯通して終わらせるようにします
RT▶️150km
いいね▶️100km
夏休みだからってみんな鬼じゃないのであんま期待してないよ(すっとぼけ) https://t.co/BcaiVy5Omx
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