私は怪獣になりたい
怪獣 理髪に行って利発になろう
帰マン第45話「郷秀樹を暗殺せよ」は,メシエ星雲人が地球侵略を計画するという話でした。メシエ星雲人は怪獣ロボネズや白鳥座61番星人を使ってあれこれ画策します。
メシエという言葉は天文学の世界ではよく使われる言葉であり,18世紀頃,シャルル・メシエという天文学者が実在していました。星座を体系づけしカタログにしていたので,そのカタログに掲載されている星団,星雲は「メシエ星雲」などと呼ばれるようです。
この星団,星雲には番号が付されていて,M1から始まりM110まであります。103まではシャルル・メシエ氏が付したもので,以降は没後に追加されたそうです。さらに後年の研究で誤りが発覚し,3つは削除されたので,最終的には計107となりました。
現在はMと略称されていますが,たとえばウルトラマンの出身地であるM78星雲は正確には「メシエ78星雲」であり,そういう意味ではウルトラマンは「メシエ星雲人」です。
第44話にはケンタウルス星人という宇宙人も登場していましたが,ケンタウルス星も実在する星座です。ウルトラ初期の空想特撮の世界では「バルタン星」や「メフィラス星」など,実在しない星座,星団を命名することが多かったと思うのですが,ここへきて,実在する星座名をそのまま使うようになってきています。
「はくちょう座61番星」という星も実在します。
天球上のみかけの位置が激しく移動することでよく知られている星座であるそうです。
第45話では,坂田次郎の同級生「白鳥エリカ」という少女の姿を装います。この子はいつも,ヘアバンド(カチューシャ?)を頭につけていて,時々ピカピカ光るので,いかにも怪しげですが,はくちょう座になぞらえてか白鳥(しらとり)という名字になっています。
この「白鳥エリカ」さん,転校生としてやってきて,事が一件落着するとまた転校してしまいます。ご丁寧に転居先からお手紙まで送ってくれていました。
転校生で白鳥さんというと,古い話になりますが,某住宅会社のCMを思い出します。○○のリハウス,という現存する会社ですが,白鳥さんという転校生がやってきて紹介されるというCMは印象的でした。このCM,結構長く続いたそうで,リハウスガールとよばれ,若手の登竜門になっていたそうです。初代(1987年)のリハウスガールは宮沢りえさんでした。
時代が異なるようですが,黒板の前に立って「白鳥さん」という転校生の少女が紹介されるシーンは,帰マン45話での白鳥エリカ登場のシーンとイメージが重なります。
リハウスガールは,同じ白鳥さんでも「白鳥麗子」という名前だったのですが,白鳥麗子?,というと,あのお嬢様が思い浮かびます。
「白鳥麗子でございます」というTVドラマ,鈴木保奈美板と松雪泰子版がありました。松雪泰子版の主題歌がZARD「負けないで」だったと思います。
調べてみると,原作の漫画が雑誌に連載され始めたのが1987年だそうで,三井のリハウスとどっちが先だったのか,何か関係があるのか気になります。さすがに帰マン45話の白鳥エリカ,さらにはくちょう座61番星まではつながらないでしょうが。
これが、怪獣だ。
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今日犠牲者が出なかったのは
海から怪獣が来るのを軍が早期に発見して 上陸する前にほとんどの避難を終えたから
それは立派な「守る」事だよ
そうやって世界中の防衛軍がそれぞれの街を守ることで
みんなで地球を守ってる
ご注文…