Jealous応援セール

 

私の心の中のお話です。

ご了承ください。

—お願いです。僕の話を聞いてください—

モニターに映るその人は、なんだかとても元気がなくて切羽詰っているように思えた。

・・・・・「お願いです・・・」

何故だか放っておけない気がして・・・

「ちょっと待っててください。」　そう言ってモニターを切った。

そう言ったものの、、、

変な押し売りとかだったらどうしようかな?

俺って、こういうのなかなか断れない性格なんだよな・・・

とにかく足を玄関に向けて、脱ぎっぱなしで散乱してる靴やらサンダルを
取りあえず揃えて隅に寄せてみた。

そしたら靴箱の上のホコリが気になりだして、洗面所の雑巾でさっと掃除をした。
俺、やれば出来るじゃん・・・

おっと・・・

そんなことしてる間に、すっかり変なセールスマンの事を忘れてしまっていた。

玄関のドア・・・

内側に耳を当てて外の様子を窺う。

静まり返っているようで、なにも聞こえない。

「帰ったかな?」

そのままにしようかと思ったけれど、

とにかく帰ったことを確認するためそっとドアノブを回した。

ゆっくりと半分だけ覗くように開いたそこには・・・誰もいない。

やっぱり帰ったか・・・

そう思って、ドアを閉めかけたとき・・・

・・・・・「あの・・・」

声が聞こえて、恐る恐る、今度はドアを大きく開くと、

向かいの壁に座り込んだ、あのモニターで見たセールスマンがいた。

「何してるんですか?」

・・・・・「すいません、少しだけお水をいただけませんか?」

絞り出すような声でそう言いながら立ち上がろうとする彼。

途端、フラッとなって、倒れそうになった彼を、

俺は咄嗟に支えるように受け止めた。

「大丈夫ですか?」

・・・・・「ご、ごめんなさい」

「と、とにかく、中へ・・・」

彼の腕を自分の肩に回して、腰を支えてゆっくりとリビングに戻る。

「さ、ここへ座ってください」

ソファに彼を下ろして、冷蔵庫のミネラルウォーターをグラスに注ぐ。

「どうぞ、お水・・・」

・・・・・「ごめんなさい、迷惑かけてしまって・・・」

よほど喉が渇いていたのか、グラスの水を一気に飲み干す。

しばらく彼が息を整えるのを待ってから、声をかける。

「すこしは落ち着きましたか?」

・・・・・「はい、本当にありがとうございます。」

「で、、、俺に何か用事が?」

そう言ってから気が付いたけど、何かを買ってくれって・・・
セールスマンみたいなこと言ってたけど、
鞄も何も持ってないし、服装だって、ラフな白のシャツにジーンズ姿。

やっぱりおかしい・・・

「あの・・・」

・・・・・「貴方に買っていただきたいものがあります。」

「何でしょう?」

・・・・・「僕の愛を、買って貰えませんか?」

「・・・・・愛?」

・・・・・「精一杯、貴方を愛します。だから・・・」

「あ、あの、、、おっしゃってる意味が・・・」

そう言うと、彼は、大きく項垂れて・・・

・・・・・「そうですよね、突然知らない人が訳の分からないこと言うんですもんね」

「・・・・・」

・・・・・「でも、どうかお願いします。どうか・・・」

縋るような瞳で見つめられて・・・

確かにこの人は悪い人ではない。
直感でそう思ったし、自慢じゃないけど人を見る目は持ってるつもりだ。

けど・・・

しばらくの沈黙・・・

その沈黙破ったのは、自分でも驚いたけど・・・

「具体的に、俺は何をすればいいんですか?」

そう口に出していた。

青白くやつれた彼の表情が一気に花が咲いたようになって、

その顔を見たとき、きっと俺は魔法にかかったんだ。

・・・・・「僕はチャンミンと言います。ありがとう」

3へつづく

読者の皆さま、こんにちは。

Jealous  フラゲしました。

とりあえず　フラゲ第一弾　!

午後からセブンに第二弾を取りに行って、その後TSUTAYAに追加で買いに行ってきます!

今回のジャケカはかっこよすぎてヤバイ♡

1位取れますように(^-^)

こころ。

後ろにチャンミン↓

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