ゆたぼんはなぜ流行るのか
今日の琉球新報にゆたぼんと僕が掲載されました。前回より丁寧に書いて頂いてとても有り難いです。
「ゆたぼんは宿題が嫌で不登校になったわけではない」という事も今回書いてくれました。
そして今日の18:15〜琉球朝日放送
昨日のブログに対して学校はどんなふうに変わっていくといいと思いますか?という問いをもらいましたが、サドベリーのような学校ですね。
僕は以前から何度もサドベリースクールについては書かせてもらっています。
いろんな意見を言う人がいますが、まず目を向けて欲しいのが、子どもの自殺率が年々上昇し続けているという現実。
厚生労働省によると国際的に見て若い世代で死因の第1位が「自殺」となっているのは先進国では日本のみです。
そして自ら命を絶つ子どもが増えるのは、連休明けであり、特に夏休み明けに集中します。
これは何度も言っている事ですが、僕もゆたぼんも学校が好きで楽しいなら学校に通えばいいと思うのです。
でも学校が辛くて苦しんでいる子がいる。
実際に自ら命を絶つ子どもが増えている。
この現実の前に何もできていない大人たちがゆたぼんのやっている事を責めるのはおかしいと思います。
ゆたぼんの元には「動画を観て元気になった」という声や「明日学校に行くのが辛くて母親にこの動画を観せたら、『暫くはゆっくり休もうね』と言ってもらえて心が救われました」という声がたくさん届いています。
だからそんなゆたぼんを僕は誇りに思うし、これからも大切に見守っていきます!
I love you,because you are you.
ゆたぼんの置かれている状況をもう少し理解してもらいたい
ブログのコメントに何件か返信させて頂きました。まだまだ全部は返信できてませんが、時間がある時に返信させてもらいます。
コメント頂いた中で他の人と重複するコメントもあったので、今日はそれを書きました。
まず「親は子どもをできるだけ稼げる人間にしてあげる義務がある」なんてコメントがありましたが、僕は、親が子どもを「できるだけ稼げる人間にしてあげる」義務なんてないと思います。それよりも子どもが楽しく幸せに生きる方がよっぽど大切です。
それに行きたくない子を無理やり学校に通わせて稼げる人間になれるでしょうか?
嫌な事を無理やりするより興味のある事に没頭した方が、将来の仕事に繋がる可能性は高いと思います。
次に「いじめられているわけでもなく、自殺を考えるほど切羽詰まっている様子もないなら、学校に行かないのはただのわがままだ」というコメントがありましたが、これはかなり乱暴的な考え方ですね。
納得できる理由がない不登校を許すな!というコメントも似たような乱暴さですが、そもそもゆたぼんが受けた心の傷がつい最近ゆたぼんを知った人にわかるはずないし、不登校になった子はたとえ中学生であっても自分でその理由を説明できる人はほとんどいないものなんです。
ゆたぼんは1、2年生の時は毎日楽しく学校に行っていたし、3年生になってからも僕と一緒に宿題をしたり、妻と一緒に宿題をして、楽しく学校に通っていたのです。
あんな事がなければ不登校になる事もなかったかもしれませんし、いつか再び学校に通いだす可能性だってあるわけです。
しかし今、楽しく毎日を過ごしながら自分のやりたい事に向かって進んでいるので、それを見守っていきたいと思っています。
何が子どものためになるか、将来に役立つかは大人には分からないし、子どもにも分からないでしょう。だからこそ、本人がやりたい事を目いっぱいやって学べばいい!
ダルビッシュ有さんが僕たちへの批判に対してこんな言葉を言ってくださいました。本当にその通りだと思います。
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