夏休みだよ 美しい知恵 人へ 地球へ
夏休みだよは腹を切って詫びるべき
5月から通ったプレも1学期最終日でした。1回だけお休みしたけど楽しく通えたと思います。
今日も徒歩、バス、徒歩。急いで家出たのにバスが15分も遅れてきたよ。汗だくーーー
今日はアクエリアスの凍ったパウチを持ってったけどさすがにまだ溶けてなくて飲めない。水筒のお茶がうまいうまい!
高温注意報出るだろう気温。水分補給しながらはぁーはぁー言いながら幼稚園に向かいました。
今日は線を引く練習をしました。クレヨンの持ち方下手で手もズボンも汚れたー白いズボンはダメだな。覚えとこ。
線の後は自由にお絵描き。色合いがグレー、黒、茶ってなんか悩んでるんですか?みっちの絵を見て隣のお友達も同じ色合いに…
英語のお勉強⁉︎遊びしてからお話タイム。
この時間だけは1人で前に行って手遊びしてお話聞けるんだよね。その後はおやつと誕生日会。
1人で前に行くのは嫌がったけどお名前ちゃんと言えました。好きな食べ物聞かれてまさかの人参!そんなに好きじゃないよね 笑
みっちは2番目に呼ばれたんだけど7.8月の誕生日の子がたくさんいてその後みんな好きな食べ物を人参って言ってて笑えた。聞いたところによると前回もそうだったらしい。
また帰りも汗だくで帰宅。アクエリアスを離さない。でもパウチは量がちょうど良かったな。
シャワー浴びてお昼食べてお昼寝。私はすぐ目が覚めたけどみっち爆睡!
起こしたけどまた寝て、しばらくしたら起きてきました。
今夜はのりがご飯いらないって言うから適当。どうしよーってしめじを炒めてチーズ味にしたのを初めてみっちに出しておいしい?って聞いたら美味しくないよ!って2口目拒否されました。正直過ぎてグサっ…
幼稚園ももう夏休みだよね。夏休みあけると願書配布に提出。どうしよーってまだ迷ってるけど火曜のプレ行ってる幼稚園に仮申込する事にしました。
正直あのプレでは園の様子は全くわからなくて水曜行ってる幼稚園のが先生の感じも雰囲気もいい気がするんだけどね。
幼稚園に電話してまだ仮申込間に合うか聞いたら枠はあると。夏休み中も預かり保育があるから出せるらしいけどなんせ足がないので里帰り中で郵送でもいいですか?って聞いたらFAXでと言われたのでラッキー。
アパートの近くのコンビニから送ったら里帰りしてない事バレるなって…夜夫が送った設定にしておこうか。
公立幼稚園が1番近いからと気になるけど園の様子は全くわかんない。無償化されるなら私立でお勉強もしてた方が少しは刺激になるのかなー迷う。
願書出してダメならそのまま火曜プレの幼稚園に入れるかな。公立で通れば申込金もったいないけどどこにも入れないのは嫌だもん仕方ないよね。
今朝から喉がイガイガ。夜になって咳が出てきたーなんで今なのー咳するとお腹苦しい。
あの直木賞作家がこっそり教えてくれる夏休みだよの真実
京子side
史帆が入院してから、今日で1週間。
その日の午後1時頃は最高気温が28度まで上がって暑かった。夏の制服も背中に張り付きそうなくらい、汗が出てくる。
だから、病院に入った瞬間、冷房のありがたみを感じた。
私は病院の1階にあるコンビニでペットボトルのお茶とお菓子を買ってから、史帆の病室がある3階に向かった。
………えっ?4階じゃないのかって?
実は2日前、史帆のお見舞いに行った紗理菜からこんなメッセージが私たちに送られてきたのだ。
『史帆の病室が、4階の406号室から3階の304号室に変わりました。前と一緒で個室です。みんな階を間違えないよーに!』
304号室の前につくと、私はドアを4回ノックした。
史「は〜い」
中から史帆の声がして、引き戸のドアを開けて部屋に入った。
カーテンはあいていて、史帆がまっすぐ私を見た。まだ頭や腕の包帯はとれていない。
史「えっと………京子、だよね?」
京「うん、あってるよ。」
史「ほんと?よかったぁ〜。」
史帆が入院した次の日、私たち4人は久美の家に集まり、話し合って、あることを決めた。
それは後日久美によって史帆に伝わって、今では史帆も(まだ顔と名前が一致しなくて間違えるみたいだけど)そのやり方で私たちを把握している。
記憶がない史帆が戸惑わないように、見舞いに来た人が誰かわかるようにしたのだ。
考案者は紗理菜で、ノックの回数をわける、という方法だ。
紗理菜が1回、彩花が2回、久美が3回、私が4回。
2人以上で行く時は行く人の数の合計をノックして、回数の間もちゃんと開けることに決めた。
あとは、なるべく毎日(最低でも3日は空けずに)史帆の病室に誰かが行くことも決めた。
久美曰く、「史帆は意外と寂しがりだから」らしい。
史「今日は1人?」
京「うん、久美と彩花はバイトがあって、紗理菜は塾だって。」
史「彩花って、昨日来てくれた子だよね?確かに、夏休みからバイト始めたって言ってた。」
京「そっか。」
史「そこのパイプ椅子、使っていいよ。立ってたら疲れるでしょ?」
史帆の言葉に素直に従い、パイプ椅子を使わせてもらった。
京「そうだ、下のコンビニでお菓子買ってきたの。………史帆、食べても大丈夫そう?」
史「うん、多分平気。ていうか、ちょっとお菓子食べたかったんだよね。」
病院のご飯ばっかりで飽きていたのか、史帆はそう言った。ちゃんと病院側が栄養管理してくれてるんだろうけど、時には甘いものが食べたくなるのかな。
私は横に置いてあるテーブルの上にレジ袋を起き、お茶とお菓子を出した。
テーブルの上に元からあった史帆のスマホとか時計はそのままにしておく。
京「えっと、マーブルチョコとラムネがあるけど、どっちがいい?」
史「マーブルチョコ!私それ好きなの!」
知ってるよ。
だから買ってきたんだから。
史帆、コンビニ寄ったらいつも買ってたもんね。
私は薄いビニールを剥がして、史帆の手のひらにマーブルチョコをだした。
史「ありがとう、いただきますっ。」
史帆は私にそう言ってから、チョコを食べる。好きなものだから、食べたあとに幸せそうな顔をした。
史「やっぱりこれ好き〜、久しぶりに食べたよ。」
京「うん、でもたくさんはあげないよ?」
史「わかってるよ、検査とかあるしね。」
私もマーブルチョコを手のひらに出して食べる。
これは、私と史帆が共通して好きなものだった。
史「ねぇ、京子制服だけど、学校あったの?夏休みだよね?」
京「あぁ……恥ずかしながら、補習で………。」
そう、1学期の期末テストで国語と英語で赤点をとってしまって、今週の金曜日まで午前中は補習で学校に行かなくてはならないのだ。
これがあと3日続くいうのは正直信じたくない。
京「今日は5時ぐらいまでいられるよ。」
史「今2時だけど……そんなにいてもらっていいの?」
京「うん、昨日から両親、旅行で家にいないの。私は補習のせいでお留守番。」
史「……そっか。そうだ!あのね、京子に聞きたいことがあって。」
京「ん?」
史帆はテーブルの上においてある彼女のスマホをとった。
そしてしばらく指で操作したあと、画面を見せてきた。
画面には、私と史帆が仲良く写っている写真があった。背景を見て、去年の今頃の写真だとわかった。
まだ私たちが付き合ってた頃の写真。
史「私は京子たちのことを忘れてるんだよね?だから少しでも思い出せることないかなって、スマホのフォルダ見返してたの。」
史帆なりに、思い出そうとしているんだ。
でも私はそんなことより、約1年前の写真をとっておいてくれてることに驚いた。
私もスマホのフォルダを開いて、その写真を探す。ちゃんと
ータは残してあるし、彩花も嫉妬しない。むしろ
ータは残してあるし、彩花も嫉妬しない。むしろ
彩「史帆とのツーショットいいなぁ〜。私史帆とツーショット撮ったことないもん。羨ましいな〜!」
って言うくらいだ。
彩花も相当史帆のことが好きだけど、それは友達としての“好き”だ。
京「その写真、私もあるよ。」
スマホを見せると、史帆も少し驚いたようだ。
史「ほんとだ。……これさ、みんないないよね?ほかのはみんなと写ってたのに、この辺だけ違うのなんで?」
今度はいくつかの写真を見せられる。
その写真を先頭に、しばらく私と史帆のツーショット写真が続いていた。
一瞬、どう答えるべきか迷った。
正解の答えは「付き合っていた」だ。
でも、あの時の保健室での史帆の言葉と悲しそうな表情が頭に浮かんできたから。
京「その頃はたまたま2人で出かけることが多かったんだよ。」
ごめんね、史帆。
私、嘘ついた。
史「そうなの?なぁ〜んだ、ちょっと残念。」
京「残念?」
史「うん、写真見返してたら思ったの。記憶なくす前の私は京子と親友だったのかな〜って。」
京「どうして、そう思ったの?」
史「私と一緒に、よく京子が写ってるから。」
京「親友だったのは久美だよ。」
史「ふ〜ん………あっ、マーブルチョコもう少しだけちょうだい!」
そう言って差し出される史帆の左手に、私はマーブルチョコをだした。
これでいいのかもしれない。
ここで過去のことを打ち明けたら、私はまた史帆を傷つけて苦しめることになる。
私、もう、史帆を苦しませたくないよ。
史帆、お願い。
彩花や紗理菜や久美のこと、思い出してあげて。
私のことは、忘れたままでも構わないから。
ーーーー続くーーーー
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